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「走った距離は35万キロ」

もうすぐ18期が終わります。
大阪は摂津の友人の出版倉庫の片隅で、家賃タダ、社員1名で立ち上げたのが2002年。
計算が合わないのは、決算というものを早く経験してみたくって、第一期を4月創業7月決算にしたから、当時はひとり出版社という言葉もなく、細々とした船出でした、すいません二人ですけどね。 (さらに…)

夢は世界へ、なんか少し扉が開いたような気がする

来年の4月を迎えると、創業17年目に入ります。
西日本出版社のテーマは「西日本のことを西日本の人間の手で、西日本から全国に発信すること」基本これでやってきました。
著者は、概ね飲む中で出会った人たち、僕が人に嵌ったらそこからが本作りのスタート、すごい人たちがほんといらっしゃるんですよね。
ある種順風満帆にきていたのですが、あれっと思ったのは、忘れもしない一昨年の、あれいつやったかな・・・、忘れとるがな!! (さらに…)

「とにかく、本を売らなくちゃ」

おまえがうけてんじゃねえ、おれがうけてんだ!!「つかこうへい正伝」を読んだ。
著者は、長谷川康夫。
つかさんから「いいやつなんだけどなあ、背負えねんだよなあ、芝居を」というようなことを言われていた役者だ、そして、今は脚本家であり舞台制作者。
はまりましたよ、1979年立命館大学に入った春、サンケイホールで観た「いつも心に太陽を」。
和歌山国体水泳競技にエントリーしたスター風間杜夫、彼を愛しながらも、言葉には出せず、そっとよりそうしかないコーチに平田満。轟くスタートの銃声、他校の選手たちはいっせいにスタートすると、愛する風間のコースにかけつけんと、我先にかけつけんと殺到し、最後は一列になって風間の尻を見ながら泳ぐあのシーン、風間は風間で、後に続くみんなの思いにこたえんと、華麗なクロールの合間に、尻をぴょこんと跳ね上げる動作を入れる。
その所作でタイムが何秒遅れると思ってんだ!!平田は叫ぶ。
愛だよなあ、愛。 (さらに…)

今年も出版梓会の賞を逃しました

今年も出版梓会の賞を逃しました。
何年か前、版元ドットコム高円寺イベントの打ち上げで向いに座っていた上野千鶴子さんが、「あなたのとこ、梓会の賞に応募してるの、私審査員だから」とおっしゃった言葉を、ひょっとしたら贔屓してあげるという意味なのかと思い、以後毎年応募してるのにかすりもしない、勘違いだったようです。もっとも、受賞版元をじっくり見ると、うちと毛色が違うのは歴然なんですけどね。でも、今年の「関西電力と原発」はあるかもと思ったんですが。まあ、厳正にやっているのはいいこと、今最も手に入らないと言われているお酒「獺祭」も、品評会では入賞しないですものね。
あっ、獺祭です。
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祝創業10周年、12年目に入ったけど。

2002年4月に創業しました、つまり、ついこないだまでが10周年イヤー。2人で始まった会社は、今も2人です。
2012年4月「瀬戸の島旅 小豆島 豊島 直島+22島の歩き方」、2012年5月「あみちゃんのお父さん」、2012年6月「マンガ遊訳日本を読もうわかる古事記」、「銀瓶人語vol3」、2012年8月「こんちわコンちゃんお昼ですよ!夢が我が家にやってきた」、2012年9月「くるり丹波篠山」、2013年1月「福祉施設発こんなにかわいい雑貨本」、2013年3月「瀬戸の島あるき 地図で旅する香川沖26島」、2013年3月「くるり三田北神戸+西宮北有馬温泉」、この一年で、合計159000部刷りました。その間に「ギスギスした人間関係をまーるくする心理学」も1000部重版、この間の返品率は30%ほど、毎週のように書店さんの店頭に立ってキャンペーンをし、サイン会をし、著者と一緒に取材にも各地に行きました、講演もした、もちろん営業にも全国へ、監修の先生と議論を重ねたこともね、かってここの場に「西日本出版社は旅系出版社である」と、僕が営業や取材同行の旅をしている話を書き、「西日本出版社は出会い系出版社である」のタイトルで、飲み屋で著者と出会う話を書きましたが、この二つが、今、すごい早送りで回っています。 (さらに…)

手売りの時代

今年は、厳しいです。
書店さんをまわっていても、活気がない。3.11の震災、原発、春が過ぎ、夏を超えて、秋になっても、階段を一歩一歩降りるように、本が売れなくなっています。
もちろん、本だけがそうなのではなく、生きていくのに必要なもの以外は、同じ状況なのでしょう。

さて、そんな中、僕が何をやっていたかというと、休みの日を中心とした手売りですね。
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