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体験できる世界観のつくり方
- 出版社在庫情報
- 不明
- 初版年月日
- 2026年9月9日
- 書店発売日
- 2026年9月1日
- 登録日
- 2026年5月5日
- 最終更新日
- 2026年6月29日
紹介
何でもAIに問える時代に、自分の世界観をどう描きますか?
「これが現実」と、いつのまにか誰かの世界観の中で生きていませんか?
同じ街を歩いていても、見えている世界は人の数だけ違います。
その違いを息苦しさではなく面白さに変え、自分だけの世界の見方=「世界観」を手づくりしましょう。
10年にわたり、100以上の"体験できる世界観"を立ち上げてきた体験作家「アメミヤユウ」。
彼が作ってきたのは、たとえば、こんな世界。
AIが神になった世界。
人が植物に輪廻する世界。
泥の国。
逃げられる白いBar。
銭湯のダンスフロア。
空想を、物語へ。物語を、体験へ。
著者、アメミヤユウは、いくつもの世界線を現実の中にひらいてきました。
本書は、その創作哲学を体系的にまとめた1冊です。
【全3幕・9章・33節、12のワーク】
第1幕では見えている世界(Surface)を軸に世界の見え方をほどき、
第2幕では世界の裏側(Mechanism)、つまり体験できる世界観のつくり方をたどり、
第3幕では通過後の視界(Wound)、つくる人の生き方へと進んでいきます。
そして、3つの視点が、本書全体を通して繰り返し現れます。
科学的知識(ロゴス)から身体知(実践)、そして詩性・文学(ホロス)へ。
読み進めるほどに、わかっていたはずの世界がほどけ、見知ったものに別の相貌が立ち現れます。
ぜひ、ページをめくるたびに現れる問いに向き合い、ワークで手を動かしてみてください。
読んでいたはずが、いつのまにか設定や物語を書き始め、あなたも自分自身の世界観を作る「共犯者」となり始めます。
また、本書では、世界観を現実の体験として、立ち上げるための編集方法を紹介しています。
軸になるのは、設定・環境・物語・時間という4つの領域と、世界を編んでいく7つのプロセス。
それらを掛け合わせた編集体系を、「四編(しへん)」「七緯(しちい」」「二十八結編法(にじゅうはっけつへんぽう)」と呼び、解説していきます。
【五感を刺激する読書体験】
本書には、本書のために作曲された5つの読書用楽曲が付属しています。
これらの曲に身を任せれば、日本一行きたい図書館にも選ばれた大和市立図書館内にて著者が開催した、踊れる文学(サイレントディスコin大和市立図書館)を、あなたの手元で追体験できるかもしれません。
目次
第i幕 あえかなる世界と、イントロダクション
第1章 本書の世界観
1 閉幕 … 10
2 読書は愉しい遭難 … 17
3 世界観は世界を観るメガネ … 28
4 あえかなる世界 … 34
第2章 世界は「設定」と「環境」でできている
5 世界観の変化を体験する … 40
6 世界観を変える力 … 44
7 世界観を共有する ー体験小説という生きる文学ー … 68
8 テーマパーク/イマーシブイベント/スペキュラティブデザインとの差異 … 87
9 すべてはそうぞう機会のために … 93
第3章 10 奏でる
第ii幕 体験できる世界観と、イベントデザイン
第4章 世界線の筆跡
11 3つの作例紹介 … 114
12 『KaMiNG SINGULARITY』ーaiが神になった世界ー … 117
13 『RingNe』ー人が植物に輪廻する世界ー … 158
14 『CLAYTOPIA』ークレイのユートピアー … 202
第5章 体験できる世界観のつくりかた
15 ①共嘆:世界観の種となる驚くべき新たな「設定」の発見 … 221
16 ②共有:新しい世界観を分かち合うための「物語」をつくる … 227
17 ③共謀:物語の世界観に没入する「環境」「時間」を企画をする … 233
18 ④共鳴:世界観を現実の「環境」に開く … 244
19 ⑤共犯:その世界の住民として立ち居振る舞い「共犯」する … 248
20 ⑥共編:世界の「時間」を物語に改稿する … 255
21 ⑦共生:虚実の境が解けた世界と共に生きる … 258
第6章 22 意味との距離 … 260
第iii幕 偏在する世界線と、インターフェース
第7章 創造的逃避行
23 逃避考 … 272
24 白紙の一頁としての生前葬 … 287
25 創造は「あわい」から … 293
第8章 ありて、なければ
26 幽玄と意志 … 302
27 関係性の芸術、六つの主題 … 309
28 想像ファーストと講 … 316
29 つくることは生きること、生きることはつくること … 319
30 人間はホモ・セマンティック〈意味をつくる人〉へ … 320
31 透き通っていて、、煌めいている … 328
第9章 分からないの先に
32 そこにある美しい未知 … 340
33 理と全のあわいに … 350
作品紹介 … 358
編集後記 … 364
WORK
い スタートライン … 12
ろ 同じ場所を、別の世界として見る … 42
は 同じ言葉を3つの環境で経験する … 50
に 「設定」と「物語」を「環境」と「時間」に変化させる① … 134
ほ KaMiのお告げに従ってみる … 146
へ 「設定」と「物語」を「環境」と「時間」に変化させる② … 174
と RingNeを味わう … 190
ち 「環境」と「時間」で「設定」と「物語」に変化させる … 210
り リジェネラティブな呼吸 … 214
ぬ アイディアの筋トレ … 224
る 逃げノート … 300
を 閉幕 … 356
わ 裏表紙
前書きなど
空の色が何度でも美しくてよかったね。
せっかく開いていただいたのに、これにて幕締めです。
この本を読み進めるにつれ、客席から観劇していた世界の光景や、物語が幕を閉じていきます。そして観劇するしかなかったように見えた〝世界〟のつくり方を、あなたは読み進めるたびに知っていくこととなります。あなたが作りたい世界観を体験として他者に伝えることができるようになっていきます。
そして、読んでいたはずがいつの間にか設定、脚本、演出を書いていて、本書を読み終わる頃、あなたは舞台の暗幕の内側に立っています。
体験できる世界観のつくり方、開幕の合図は簡単です。
次のページのことをしていただくだけ。
めくるめく、あなたと世界観にまつわる物語がはじまります。
---キリトリセン---
(書籍に切り取り線が入っています)
さて、スタートラインが切られました。切り取った紙はぜひ本書のしおりにしてください。OPENとCLOSEが一つになった〝おひらき〟という不思議な日本語。本書の頁を開くたびにこれまでの世界の幕は閉じていき、本書を畳むたびにあなたの世界観が開いていきます。
「ここでおひらき」
あなたの手元にはいま本から解き放たれた「言葉」と本の中にいる「言葉」の二種類が存在しています。本に載っている言葉と、切れ端の言葉、その違いはなんでしょう。
試しに、左手で本書を、右手でしおりを持ってから、次の問いを一つずつ、ちょっと真剣に考えてみてください。
それでは質問です。
版元から一言
「今を生きるクリエイターと自由に本をつくる」という理念のもと始まったレーベルGEKIRYO BOOKS ALTERNATIVEの第一作目。
本書は100以上の体験できる世界観を生み、多くのTVや新聞で取り上げられる体験作家「アメミヤユウ」の、創作哲学書です。
頁を切り取るようなワークが入っていたり、本書のための音楽が付随していたり、論理的な説明の後に独創的な詩や写真が並んだり……これまでの書籍を基準とすると誤植と捉えかねないような工夫とこだわりを、勇敢に取り入れた新しい1冊です。
全3幕・9章・33節を読み切った後、あなたは共犯者となり、新しい世界の読み解き方ができるようになります。
上記内容は本書刊行時のものです。





