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加能作次郎ノート 杉原米和(著) - りょうゆう出版
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加能作次郎ノート (カノウサクジロウノート)

文芸
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四六判
縦188mm 横127mm 厚さ15mm
208ページ
並製
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-910675-04-6   COPY
ISBN 13
9784910675046   COPY
ISBN 10h
4-910675-04-3   COPY
ISBN 10
4910675043   COPY
出版者記号
910675   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年7月23日
書店発売日
登録日
2022年8月24日
最終更新日
2023年7月25日
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紹介

大正から昭和初期に活躍した、自然主義に影響を受けた作家・加能作次郎に焦点を当て、代表的な作品を中心に研究、精査した評論集。能登出身の加能作次郎に傾倒した、同じく能登出身(七尾市)の著者の資料調査と作品の背景となる能登の風土にまで踏み込んだ分析により、加能作次郎の作品の魅力が再発見、再評価されました。
第2部として中野重治、室生犀星ら金沢に縁のある作家や作品を取り上げた小論集「私の文学散歩」を収録しています。
大正・昭和の私小説作家として、正当な評価を受けていない加能作次郎の魅力を伝える一冊です。
本書は、2000年8月に武蔵野書房より刊行された『加能作次郎ノート』を、その後判明した正誤を反映した上で復刊したものです。

目次

第一部 加能作次郎ノート
一 加能作次郎と能登 ―海を母に、父の子としてー
二 文学的出発 ─翻訳から小説へー
三 『文章世界』時代―田山花袋との出会いー
四 「恭三の父」論
五 「厄年」の世界(救ひを求むる心)
六 「世の中へ」試論
七 「若き日」のドラマ的手法
八 「小夜子」の方法
付・加能作次郎の文学碑
第二部 私の文学散歩
一 中野重治「むらぎも」を読む
二 中野重治と室生犀星
三 志賀・中野のこと
四 『驢馬』の終焉 ―佐多稲子『夏の栞』からー
五 佐多稲子『年譜の行間』に寄せて
六 大正十二年の出会い ―堀・中野・犀星―
七 国分さん
八 一枚の絵 ―松本竣介「都会」―
九 小豆島・松山・尾道の旅
一〇 小松・金沢文学散歩
一一 舟越保武画文集『巨岩と花びら』
一二 和田謹吾『埋み火抄』を読む
一三 『あらくれ』試論
後書き
あとがき(新版)

版元から一言

本書は、2000年8月に武蔵野書房より刊行された『加能作次郎ノート』を2022年8月に電子書籍として復刊し、さらにその後判明した正誤を反映した上で、紙の書籍として再刊したものです。再刊に際して「あとがき」を追加しました。

著者プロフィール

杉原米和  (スギハラヨネカズ)  (

1956年石川県七尾市生まれ。金沢大学教育学部中等国語課程卒業。早稲田大学国語国文学専攻科修了後、京北学園中学高等学校で国語を担当。京北学園白山高等学校副校長、京北幼稚園長、東洋大学京北学園白山高等学校副校長、東洋大学京北中学校副校長を経て、現在は、東洋大学教職センター専門員、井上円了哲学センター客員研究員、江戸川大学非常勤講師として教職志望の学生の指導に携わる。中高教員時代に勤務のかたわら、青山心理臨床教育センターをはじめ7年間カウンセリング研究所で学ぶ。産業カウンセラー、日本カウンセリング学会会員。
いしかわ観光特使、石川県人会常任理事、『石川縣人』編集長など、石川県の情報発信を教育とともにライフワークにしている。2022年1月から「ラジオななお」パーソナリティ。
著書に「関係をはぐくむ教育」(EDI)、「ミリアニア石川の近代文学」(共著・能登印刷出版部)、「白山の丘の上から 生徒と共に生きる」(みくに出版)、「共に揺れる、共に育つ 四十年間教壇に立った或る教師の想い」(りょうゆう出版)。

上記内容は本書刊行時のものです。