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ぼくのがっかりした話 セルジョ・トーファノ(著) - 英明企画編集
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ぼくのがっかりした話
原書: Il romanzo delle mie delusioni

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新書判
縦183mm 横109mm 厚さ14mm
重さ 210g
160ページ
上製
定価 1,400円+税
ISBN
978-4-909151-31-5   COPY
ISBN 13
9784909151315   COPY
ISBN 10h
4-909151-31-1   COPY
ISBN 10
4909151311   COPY
出版者記号
909151   COPY
Cコード
C0397  
0:一般 3:全集・双書 97:外国文学小説
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2021年8月11日
最終更新日
2022年1月27日
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書評掲載情報

2022-01-22 図書新聞    第3527号
評者: 長野徹
2021-11-01 綴葉    2021年11月号/402号
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紹介

小学校の卒業試験に3回も落第したベンヴェヌート少年に手を焼いた両親は、家庭教師をつけて勉強させることを思いつく。しかしベンヴェヌートのもとにやってきた12人の家庭教師はいずれも、少年の勉強のできなさ加減に音を上げて去って行く。

そんななか現れた13番目の家庭教師パルミーロ・メッザネッラは、勉強がわりにお伽噺を話す風変わりな青年だった。ベンヴェヌートはその家庭教師の話すお伽噺にすっかり魅了され、やがて家庭教師が持っていた一歩で30㎞進むという魔法の靴を奪い、お伽話の世界の探検に出発する。

しかしそこでベンヴェヌートが出あうのは、おなかをこわして肉食をやめた人食い鬼、財産を失って没落したアラジン、不眠症に悩む眠れる森の美女、赤ずきん家で下男として働く狼などなど、お伽噺とはかけ離れた状況の登場人物ばかり!

ベンヴェヌート少年は夢の世界との落差にがっかりしつつ、あとを追ってきた家庭教師と
ともに城を追われたシンデレラの救出に向かうが……。

イタリアの演劇人、映画監督、挿絵画家として著名な鬼才による、ユーモアとペーソスに富んだ小説。トーファノ本人によるオリジナルのイラスト、詳細なトーファノ年譜、作品一覧も収載。本邦初訳。

目次

第一章 はじめに、父さんと母さんが、がっかりした話が語られる

第二章 続いて、ぼくが家庭教師をがっかりさせた話へ 

第三章 ぼくのがっかりの始まり 

第四章 つまり二つめのがっかり 

第五章 ぼくの三つめのがっかりと、最後の驚き 

第六章 四つめのがっかり 

第七章 五つめのがっかり。がっかりしたのはぼくだけじゃなかった 

第八章 六つめのがっかり 

第九章 七つめのがっかり 
 
第十章 八つめの、最高のがっかりと結末 

訳者あとがき 

セルジョ・トーファノ略年譜 

セルジョ・トーファノ作品一覧 

版元から一言

歴史と言葉の狭間に埋もれた作品に光をあてる「シリーズ 再生の文学」第1弾。
イタロ・カルヴィーノ『マルコヴァルドさんの四季』の挿絵でも知られるイタリアの演劇人、映画監督、挿絵画家として著名な鬼才セルジョ・トーファノによる、ユーモアとペーソスに富んだ小説。本邦初訳。

著者プロフィール

セルジョ・トーファノ  (セルジョ トーファノ)  (

1886年生まれ、1973年没。イタリアの俳優、演出家、挿絵画家、漫画家。1909年に役者デビュー、複数の劇団の共同座長を務め、国立演劇学校で後進の指導にあたるなど、戦前から戦後まで舞台、映画、テレビで活躍。洗練されたユーモアを特徴とする「ブリッランテ」役を得意とした。STOのペンネームで挿絵を手がけ、1917年に雑誌『コリエーレ・デイ・ピッコリ』に発表した漫画『ボナヴェントゥーラさんの冒険』のシリーズが大人気となる。『ぼくのがっかりした話』は、カルロ・コッローディからジャンニ・ロダーリに至るファンタジー文学の系譜に属する貴重な作品。

橋本勝雄  (ハシモトカツオ)  (

1967年生まれ。京都大学文学部卒業、同大学大学院博士後期課程単位取得退学。現在、京都外国語大学教授。訳書に『イタリア語の起源――歴史文法入門』(パトータ)、『イタリア20世紀史――熱狂と恐怖と希望の100年』(コラリーツィ、共訳)、『プラハの墓地』(エーコ)〈第2回須賀敦子翻訳賞受賞〉などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。