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ピアリング戦記  日本のインターネットを繋ぐ技術者たち 小川晃通(著/文) - ラムダノート
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ピアリング戦記 日本のインターネットを繋ぐ技術者たち (ピアリングセンキ ニホンノインターネットヲツナグギジュツシャタチ)

コンピュータ
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A5判
150ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-908686-14-6   COPY
ISBN 13
9784908686146   COPY
ISBN 10h
4-908686-14-9   COPY
ISBN 10
4908686149   COPY
出版者記号
908686   COPY
Cコード
C3055  
3:専門 0:単行本 55:電子通信
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年7月
書店発売日
登録日
2025年1月16日
最終更新日
2025年1月30日
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紹介

いまや世界中のあらゆる社会を支えるインターネットは、特定の国家や組織が管理・運営しているわけではありません。インターネットは、TCP/IPという技術の仕様にしたがって作られた機器やプログラムであれば自由に接続できる、オープンなネットワークです。
とはいえ、だれもが勝手気ままに自分の機器やネットワークを繋ぐだけでは、世界中を相互に接続するようなインターネットは実現できません。その裏では、さまざまな組織や人により、お金を伴う競争と協調の世界が繰り広げられています。
技術的な仕様の解説だけでは語れない、人と人を繋ぐネットワーク技術だからこそ立ち現れる生々しい舞台裏を、2020年代の日本のインターネットの大規模構造に影響をもたらした当事者たちへの取材とインタビューをとおして解き明かします!

目次

第1章 ピアリングを巡る静かな戦い
 1.1 インターネットはネットワークのネットワーク
 1.2 ルーティングプロトコルとしてのBGP
 1.3 ASを運用する組織と組織を繋ぐBGP
 1.4 BGPの仕組みの基本
 1.5 ポリシーで決まる経路
 1.6 組織の力と対価がBGPの経路を決める
 1.7 ピアリング
 1.8 ピアリングのルール
 1.9 なぜピアリングを行うのか?
 1.10 デピアリング

第2章 データセンターとその立地
 2.1 BGPルータは同一のL2セグメントで運用される
 2.2 データセンターの価値は入居している事業者でも決まる
 2.3 価値のある拠点は集中しがち
 2.4 新たな拠点に参入するときに考えること
 2.5 2010年代に大阪では何が起こっていたか(インタビュー)
 2.6 堂島問題

第3章 IXとは何か? 国ごとに違うIX
 3.1 みんなでBGPルータを繋ぐ場としてのIX
 3.2 パブリックピアリングとプライベートピアリング
 3.3 国や地域ごとに違うIX
 3.4 日本のIX
 3.5 NSPIXPが切り開いた日本のIXとピアリング(インタビュー)
 3.6 商用IXの始動:JPIXから見た日本のインターネット(インタビュー)
 3.7 もう1つの選択肢、JPNAPの誕生(インタビュー)
 3.8 アジアを代表するIXとなったBBIX(インタビュー)
 3.9 10年前のピアリング状況とコミュニティ活動によるIXの変化(インタビュー)

第4章 ピアリング相手の探し方
 4.1 どこで誰とピアリングするか?
 4.2 探し方いろいろ
 4.3 GPFやPeering Asiaなどのピアリングイベント(インタビュー)

第5章 コンテンツ事業者の台頭
 5.1 ハイパージャイアンツ
 5.2 キャッシュサーバをどこに置くのか?
 5.3 動画コンテンツによるトラフィックの増加
 5.4 プライベートピアリングの増加
 5.5 NTTドコモとピアリングする意味(インタビュー)
 5.6 BIGLOBE が ISP 視点で見てきた日本のトラフィックの変化(インタビュー)

あとがき
発起人より

索引

著者プロフィール

小川晃通  (オガワアキミチ)  (著/文

慶應義塾大学にて博士(政策・メディア)取得。各種TCP/IP解説書執筆。書籍執筆やライターとしての仕事の他に、IT系エンジニアとしてプログラミングでの受託開発や、コンサルティング、講演等も行う。
『インターネットのカタチ』、『マスタリング TCP/IP OpenFlow 編』(以上オーム社)、『アカマイ 知られざるインターネットの巨人』(KADOKAWAメディアファクトリー)、『ポートとソケットがわかればインターネットがわかる』(技術評論社)、『Linux ネットワークプログラミング』(SBクリエイティブ)、『プロフェッショナルIPv6 第2版』、『徹底解説v6プラス』(以上ラムダノート)の著者/共著者。

上記内容は本書刊行時のものです。