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ドイツ資本主義と東アジア 1914-1945
- 初版年月日
- 2023年5月
- 書店発売日
- 2023年5月25日
- 登録日
- 2023年3月19日
- 最終更新日
- 2023年4月20日
紹介
ドイツは東アジアでは戦時下にあっても「経済の優位」を貫いた!
第1次~第2次世界大戦時期における日独・独中経済関係の軌跡を、政治・軍事面にも目を配りつつ、通商戦略、企業行動を中心に、具体的・総体的に跡づけたドイツ・東アジア関係史。
目次
序章 課題と視角
第I部 国際定位
第1章 ドイツの通商政策と東アジア:再建と変容
はじめに
第1節 ヴェルサイユ・ワシントン体制下の通商政策の再建:1914-1931年
第2節 ヴェルサイユ・ワシントン体制の崩壊と通商政策の変容:1931-1945年
おわりに
第2章 北京関税特別会議と1928年独中関税条約
はじめに
第1節 北京関税特別会議:アウトサイダーとしての観察
第2節 1928年独中関税条約とワシントン体制の急旋回
おわりに
第3章 「輸入政策」の追求:華北における日独経済協力と独中信用供与条約の改定
はじめに
第1節 対東アジア外交政策の転換と通商政策
第2節 ヴォイトによる対日・対中現地交渉
おわりに
第II部 企業体制
第4章 ドイツ企業体制学習の日中比較
はじめに
第1節 日本のドイツ学習
第2節 中国のドイツ学習
おわりに
第III部 企業
第5章 ドイツ企業の東アジア戦略
はじめに
第1節 復帰と戦略:1914-1931年
第2節 期待と戦略:1931-1945年
補 節 ジーメンスと日本・中国
おわりに
第6章 オットー・ヴォルフ社の東アジア戦略
はじめに
第1節 東アジアへの関心
第2節 中国事業:鉄道建設と自動車製造
第3節 「満洲国」事業:機械の輸出
おわりに
第7章 クルップの対中戦略:製鉄製鋼設備・技術と中央鋼鉄廠
はじめに
第1節 双方の準備と独中間交渉
第2節 契約
第3節 契約履行の過程とその停止
おわりに
第8章 IGファルベンの対中戦略:人造石油製造設備・技術
はじめに
第1節 ライセンシング戦略と中国からの照会
第2節 照会への対応の積極化
第3節 資源委員会との交渉と仮契約
おわりに
第9章 カール・ツァイスの対日戦略:プラネタリウムと大阪市立電気科学館
はじめに
第1節 物産ベルリンとの合意
第2節 「大阪市プロジェクト」の具体化
第3節 「大阪市プロジェクト」の実現
おわりに
終章 総括
上記内容は本書刊行時のものです。