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理事長の部屋から
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2016年11月1日
- 書店発売日
- 2016年11月15日
- 登録日
- 2016年12月28日
- 最終更新日
- 2021年4月21日
紹介
花には顔があります。「れんげ」には「れんげ」の、コスモスにはコスモスの顔があります。それらの花の表情は、晴れた日、雨の日、風の強い日、朝、昼、夕など光の加減や角度、周囲の環境などにより変化します。その微妙に変化する様を写真に撮り続けていますと、ある瞬間、花の素顔とでもいうのでしょうか、その花の本来の姿に気付きます。「この花はこんな顔をしていたのか!」と。それまでありきたりの美しい存在としてしか見られなかった花が、突然、予想もしなかった姿、愛らしい素顔を現わすのです。
下の左の写真をご覧ください。初夏の庭でよく見かける紫蘭の花ですが、それを正面から撮影しますと右の写真のようになります。大空を舞う「かもめ」のように見えませんか。ちょうどこの章を執筆していた2014年6月、小説「かもめのジョナサン」(リチャード・バック作、五木寛之創訳)の完結版が40年ぶりに出版されました。そこで副題を「お帰り、ジョナサン!!40年ぶり」として、紫蘭の花の構造と多彩な素顔を紹介した後、物語「かもめのジョナサン」の不思議さに言及し、その時代背景を理解するために「イージー・ライダー」など1960年代のアメリカン・ニューシネマへと話が進展し、最後は映画「かもめ食堂」で終わります。
このように本書を構成する22編の随想は、花の持つイメージから連想を膨らませ、心あたたかなイラストとともに、文学から絵画、音楽、映画へと話が展開していきます。
目次
目次
2014年
4月:れんぎょう(連翹)―桜の季節の名脇役
5月:麦秋(ばくしゅう)―初夏(はつなつ)の風のざわめき、飛び跳ねる魚影
6月:紫蘭(しらん)―お帰り、ジョナサン!! 40年ぶり
7月:蓮(はす)―涅槃の静寂、御仏の微笑み
8月:おにゆり―狐の嫁入り、提灯行列
9月:アメリカ(洋種)山ごぼう―「ぶどう」のようで「ごぼう」とは、これ如何に?
10月:コスモス―澄んだ秋の陽射しの中、微笑む顔と惜しむ顔
12月:ポインセチア―クリスマス・ケーキのトッピング?
2015年
1月:なんてん(南天)―赤い鳥小鳥、なぜなぜ赤い
2月:福寿草(ふくじゅそう)―幸せの国はいずこに
3月:桃― 雛祭りの稚児たちが見詰める先は・・・
4月:椿―早春のほんのり甘い贈り物、和菓子?洋菓子?
5月:花海棠(はなかいどう)―クラムボンはかぷかぷわらったよ
6月:石楠花(しゃくなげ)―しゃくなげ色のたそがれ、遠い夏
7月:馬鈴薯(ばれいしょ)―梅雨の晴れ間、おしゃべりおばさん達の昼下がり
8月:カサブランカ―「おしべ」にご用心! ごまかせません
9月:夾竹桃(きょうちくとう)―終戦の日、青い空と入道雲と紅い花
10月:りんどう(竜胆)-初秋の一番風、ひんやり、夏のほてりを冷ます心地よさ
11月:オキザリス-どこかで見たような・・・いつか聴いたような・・・
12月:ハナノキ(花の木)-日本固有の絶滅危惧種、でもはるか遠くにたくさんの
仲間が・・・
2016年
1月:シクラメン-白井選手も仰天、驚異の反転反り返り、でも失敗も・・・
2月:スイバ(酸葉)―冬の紅葉、あぜの賑わい、すかんぽの唄
前書きなど
日本の四季を彩る身近な花々の愛らしい素顔を捉えた写真とイラストによる随想集。文学や音楽、絵画、懐かしい映画さらに病院の話題も満載。
版元から一言
えっ!この花に、こんな顔が!?
日本の四季を彩る身近な花々の驚くべき素顔を捉えた写真による随想集。 花の植物学的な特徴や、関連する文学、絵画、音楽、懐かしい映画などの話題を ほのぼのとしたイラストとともに綴る
上記内容は本書刊行時のものです。
