書店員向け情報 HELP
出版者情報
在庫ステータス
取引情報
佐藤武エッセイ集 野原を駆け巡る
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2025年2月15日
- 書店発売日
- 2025年2月20日
- 登録日
- 2025年2月1日
- 最終更新日
- 2026年4月20日
紹介
「老いるごとに、衷心は美しく磨かれてゆく」(「老いてゆく」より)
鳥沼の出会い、幼き頃から青年期の回想、画室での雑記帳、アトリエ近郊の散歩での想い、旅行記…。
画家の想いが綴られた詩情豊かなエッセイ集。
目次
幽邃の鳥沼
幽邃の鳥沼 春
幽邃の鳥沼 夏
幽邃の鳥沼 秋
幽邃の鳥沼 冬
野原を駆け巡る
春に誘われて
初夏の然別湖
冬の日
末枯れの徑
春の散歩
ふりむけば僕はいない
故郷の川 (その一)
故郷の川 (その二)
夕映えの散歩
創造の源
雑記帳より
老いゆく
前書きなど
あとがき
エッセイ『時空に駆ける青春』を出版してから八年の歳月が過ぎ、その間、第一詩集『カロートの中』第二詩集『死者に接吻』『蕭条・ことばと写真』これが最後と想いつつ、エッセイ集『野原を駆け巡る』を編むことになりました。
鳥沼のエッセイ、幼き頃の回想、画室で書いた雑記帳、アトリエ近郊の散歩、旅行日誌、また新規に書いたものを拾い集め、画の制作の合間に一冊にしてみた。
どうしても老いと言ったことと、死と言ったことに繋がっていきます。五年ほど前まではあまり老いなどとは、考えなかったのですが、この道の涯(はて)が見え隠れしています。過去は本当に過去のものとなり、現実は老いと言ったものがのしかかってきています。
この壮大な宇宙の中の塵にもみたないこの命の価値観などを模索しても、ただ虚しさだけが漂う。それでも何かを書こう、描こうとしています。それは後世に残そうなどと言ったものではなく、塵にもみたない私の衷心のたった一つのよりどころなのかも知れません。
次々と続く自然災害、異常気象が日常化し、この先地球はどうなってゆくのだろう…、不安が漂う。科学技術の発展は想像を超えるスピードで進み、自然界では処理できないものが海の中、地上にと残されてゆく。また変わることなく、飢え貧困、餓死、人間同士の争い、理不尽な戦争が繰り返し続いている。
なに一つ変わりなく月は地球を廻り、地球は太陽を廻り続けている。
蒼く美しい地球が灰色の惑星にならぬことを願い、地球の自然が崩壊されることなく、悪にみちた世紀にならないことを祈ることしか出来ない私です。
文才など全くない画家の私が書き綴った散文のエッセイ集です。読んでいただけましたら嬉しく想うところです。
前書第二詩集『死者に接吻』に続いて今回も中西出版の小林繁雄様には並々ならぬご協力をたまわり、この一冊にして頂き、末尾を借りてあつくお礼を申し上げます。
二〇二四年 晩秋
著者
上記内容は本書刊行時のものです。

