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「第3次ウッドショック」は何をもたらしたのか
木材価格、林業・木材・住宅産業への影響とゆくえ
- 初版年月日
- 2023年3月30日
- 書店発売日
- 2023年3月30日
- 登録日
- 2023年3月16日
- 最終更新日
- 2023年3月20日
紹介
「第3次ウッドショック」はどうして起きたのか? 多くの現地調査を重ね、現場を知り尽くした著者・遠藤日雄先生が、世界的な背景やわが国の林業・木材・住宅産業の現状を整理しながら読み解きます。それらの影響を踏まえたうえで、適正丸太価格や製材の生産性向上、サプライチェーンマネジメントの形成確立など、林業界の課題解決に向けた方策や推奨事例を紹介し、今後のゆくえについて提言します。
目次
主な目次
【はじめに―本書の目的と話の進め方―】
「ウッドショック」ってなに? どうして起きたの? 今後はどうなるの?
そもそもショックとは?
戦後日本の代表的なショックは?
「第3次ウッドショック」の震源は米国
本書の話の進め方
【第Ⅰ部「第3次ウッドショック」の現状整理】
「第3次ウッドショック」の前触れ/「第3次ウッドショック」はなぜ起きたのか?/現状は? そして終わりはいつ?/「第3次ウッドショック」の大筋/米材の代替材として白羽の矢が立ったのは?/スギ材産地日田地域の「第3次ウッドショック」への対応/「第3次ウッドショック」の震源は米国/日米両国民の住宅観の違い/「第3次ウッドショック」〈第3波〉で今後を読み解く/「第3次ウッドショック」4つの「波」/「第3次ウッドショック」〈第1波〉/「第3次ウッドショック」〈余波・合板シック〉/ロシア・ウクライナショックで「第3次ウッドショック」〈第2波〉/ロシア産カラマツ単板の禁輸、合板業界に打撃/ロシア産製材品禁輸の可能性も視野に/「木造建築工事」の業種で8割超えが仕入れ困難/「第3次ウッドショック」〈第3波〉/住宅ローン金利引き上げ、住宅着工減少へ/日本の木材市場では外材がだぶつき気味、ほか
【第Ⅱ部「第3次ウッドショック」がもたらした日本の森林・林業・木材・住宅産業の課題とは?】
協定取引から市売りへ回帰?/国産材の安定供給とはなにか?/丸太の安定供給は立木の在庫管理が理想的/製材品の在庫管理は原盤の天然乾燥で/国産材丸太価格はピーク時の価格に戻るべき?/「適正丸太価格」とはズバリいくらか?/スギ丸太価格高騰の恩恵に浴しているのは誰?/今こそサプライチェーンマネジメントの形成を/製材の生産性革命こそが焦眉の課題/県境を越えて4森林組合が海外輸出/「いいとこ出し」で競合を克服/元祖サプライチェーンマネジメント・森林パートナーズ㈱/「大型パネル」で川下と川上を結びつけるウッドステーション㈱/「佐伯型循環林業」の一環として大型パネル事業へ参入、ほか
上記内容は本書刊行時のものです。