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一〇の国旗の下で 満洲に生きたラトヴィア人 エドガルス・カッタイス(著) - 作品社
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一〇の国旗の下で 満洲に生きたラトヴィア人 (ジュウノコッキノモトデマンシュウニイキタラトヴィアジン)
原書: ZEM DESMIT VALSTU KAROGIEM

歴史・地理
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発行:作品社
四六判
288ページ
上製
定価 2,900 円+税   3,190 円(税込)
ISBN
978-4-86793-057-1   COPY
ISBN 13
9784867930571   COPY
ISBN 10h
4-86793-057-1   COPY
ISBN 10
4867930571   COPY
出版者記号
86793   COPY
Cコード
C0020  
0:一般 0:単行本 20:歴史総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年12月
書店発売日
登録日
2024年9月19日
最終更新日
2025年9月18日
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書評掲載情報

2025-04-13 京都新聞
評者: 池田嘉郎(東京大教授)
2025-03-29 毎日新聞  朝刊
評者: 岩間陽子(政策研究大学院大学教授・国際政治)
2025-03-01 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 鈴木貞美(国際日本文化研究センター名誉教授)
2025-02-04 日刊ゲンダイ  
2025-01-28 国際貿易
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紹介

★作品社公式noteで沼野充義氏による「解説」を公開中→「一〇の国旗の下で 試し読み」で検索!

満洲に生まれ育ったラトヴィア人が描く
グローバルな満洲史

ハルビンは十九世紀末の建都以来、およそ半世紀の間に、目まぐるしく支配者を替え、それとともに様々な民族が出入りし、多民族のるつぼが描き出す町の絵柄も変わっていった。そのすべてをハルビンに生きて自ら経験したからこそ、カッタイスは自分の上に「一〇の国旗」がはためくのを目撃するという歴史の稀有の証人になったのだった。(沼野充義)

満洲と呼ばれた、二度と繰り返されることのない地球のすばらしい一郭に運命に引き寄せられた中国人、ロシア人、日本人、朝鮮人、ユダヤ人、タタール人、ポーランド人、そしてラトヴィア人とが、寄り添うように生きた日々を書いたにすぎない。……下世話な話ばかりで真面目さに欠けると言われるなら、それも仕方があるまい、フランス語ならケセラセラと言うところだ。世界の波に揺られる人間の営みは、万事ろくでもない勘違いかもしれないのだから。(カッタイス「あとがきにかえて」より)

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【目次】
第一の旗 ブヘドゥ
ハルビンへ
第二の旗の下
第三の旗
第四と第五の旗
第六と第七の旗
いざ進学
働きだす
清水学長の追放
日本の降伏
早くも第八の旗、ソ連軍にて
東洋経済学部
人生九番目の旗
あとがきにかえて

ハルビンという民族のるつぼで――二度と繰り返されることのない地球のすばらしい一郭 沼野充義
訳者あとがき

目次

第一の旗 ブヘドゥ
ハルビンへ
第二の旗の下
第三の旗
第四と第五の旗
第六と第七の旗
いざ進学
働きだす
清水学長の追放
日本の降伏
早くも第八の旗、ソ連軍にて
東洋経済学部
人生九番目の旗
あとがきにかえて

ハルビンという民族のるつぼで――二度と繰り返されることのない地球のすばらしい一郭 沼野充義
訳者あとがき

著者プロフィール

エドガルス・カッタイス  (エドガルス カッタイス)  (

(Edgars Katajs)
1923-2019。日本語と中国語の通訳翻訳者、日本と中国についての専門家。ラトヴィアにおける日本語教育の草分け的な存在としてその名が知られ、「カッタイ(Kattai)先生」とした。ラトヴィア大学外国語学部の日本語コースを開講し、俳句の名訳を残したグナ・エグリーテ、村上春樹作品の翻訳で活躍するイングーナ・ベッチェレなど多くの日本文学研究者を輩出。主な著書に、『日本文化』、『中国文化』、『昨今の日本』、『日本横断』等。主な日本語翻訳作品に、遠藤周作『私が捨てた女』、川端康成『雪国』、植村直己『北極に駆ける』、谷崎潤一郎『陰翳礼讃』、井原西鶴『好色五人女』、村上春樹『スプートニクの恋人』等。

黒沢 歩  (クロサワ アユミ)  (

(くろさわ・あゆみ)
茨城県東海村出身。1993年、日本語教師としてラトヴィアのリガの日本語学校へ。1994年、日本語を教える傍ら、ラトヴィア大学文学部でラトヴィア文学を学び始める。ラトヴィア文学修士。2000年に開設された在ラトヴィア日本国大使館勤務、ラトヴィア大学現代言語学部日本語講師を経て、ラトビア語通訳・翻訳。著書に『木漏れ日のラトヴィア』(新評論、2004)『ラトヴィアの蒼い風──清楚な魅力のあふれる国』(新評論、2007)、訳書にノラ・イクステナ『ソビエト・ミルク──ラトヴィア母娘の記憶』(新評論、2019)、アネテ・メレツ『キオスク』(潮出版社、2021)、ヤーニス・ヨニェヴス『メタル '94』(作品社、2022)ほか。

沼野 充義  (ヌマノ ミツヨシ)  (解説

(ぬまの・みつよし)
スラヴ文学者 東京大学名誉教授。

上記内容は本書刊行時のものです。