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少年の心 ロバート・フロスト(著) - 小鳥遊書房
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鍬谷     ト・日・他     書店
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少年の心 (ショウネンノココロ) ロバート・フロスト詩集 (ロバートフロストシシュウ)

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発行:小鳥遊書房
新書判
284ページ
並製
価格 2,600 円+税   2,860 円(税込)
ISBN
978-4-86780-079-9   COPY
ISBN 13
9784867800799   COPY
ISBN 10h
4-86780-079-1   COPY
ISBN 10
4867800791   COPY
出版者記号
86780   COPY
Cコード
C0098  
0:一般 0:単行本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2025年6月30日
書店発売日
登録日
2025年5月18日
最終更新日
2025年7月2日
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紹介

「以前と変わらぬままでいられるものなど、
決して存在しない」
若者の心の成長発展の過程を清冽にうたいあげた
アメリカの国民的詩人の第一詩集を新訳でお届けします。
詳細な注解にくわえ、
訳者による随想「エズラ・パウンドとロバート・フロスト~詩人たちの出会いと別れ」も収録。

目次

第一部  
本領をめざして
  若者はこれまできっぱりと世間を否定してきたことで、以前のちっぽけな
  自分よりもさらにひと回り大きくなれるだろうと確信する。
幽霊屋敷
  若者は自分の選んだ社会で幸福になる。
一一月の訪れ
  若者は誤解されることを好む。
愛する人とひとつの疑間
  若者は愛する人と共にいるときに厄介事の侵入を許すべきか否かで迷う。
晩秋の散索
  若者は秋の気分を求める。
星たち
 人間の営みに目をくばるものはいない。
嵐の恐怖
 若者は自分自身の孤独を恐れる。
風と窓辺の花
 若者は冬の風物から現代の愛の物語を作る。
雪解けの風に寄せて
 若者は自然の猛威を通して変化を求める。
春の祈り
 若者は愛の素晴らしさは進歩的な思想のなかには存在しないことを発見する。
花摘み
 あるいは、野心を刺激するようなもののなかにも
 それが存在しないことを発見する。
ローズ・ポゴーニア
 若者は自然を儀式化する主義に必ずしも反対するわけではない。
薔薇を求めて
 あるいは、青春時代のみせかけの儀式主義に反対するわけでもない。
待ちわびて
 夕慕に遠く家から離れて若者は一年の変わり目を迎える。
谷間にて
 若者は昔の熱き思いからひとつの物語を作る。
夢の痛み
 若者は夢によって、それがいかに自分にとってより有難いものであるかを知らされる。
見捨てられて 
 若者は自分の軽蔑の声が届かない人々に対して軽蔑を示す。
有利な地点
 そして、ここにきてふたたび軽蔑するが、誰ひとりとして心傷つけられる者はいない。
草刈り
 若者はただほんの些細な仕事で、人生を扱う。
水汲みにでかけて

第二部  
顕示 
 若者は他に助けもないので、少なくとも自分自身にとっては、
 わかりやすい人間になろうと決心する。
生きる試練
 さらには、魂についての自分の考えをはっきり認識しようとする。
対等な犠牲として
 さらには、愛についても、
一叢の花
 さらには、友情についても、
死者の戦利品
 さらには、死についても、
牧神とともに
 さらには、(若者自身の)芸術についても。
デミウルゴスの笑い 
 そしてさらには、科学についても。
第三部
さあ窓を閉めよう
 もう話を終わりにするときがきた。
彼岸嵐の歌
 一種独特の秋の気分。
一〇月
 若者は自分のもとから、昔のあの頃にとってもっとも素晴らしかった日々が
 すり抜けてゆくのをみる。
僕の蝶々 
 以前と変わらぬままでいられるものなど、決して存在しない。
反逆の心
【補遺】
濶葉樹の森で
注解 
【解説にかえて】
『少年の心』における物語的統一性(ドナルド・T・ヘインズ)
【随想】
エズラ・パウンドとロバート・フロスト~詩人たちの出会いと別れ
訳者あとがき

著者プロフィール

ロバート・フロスト  (ロバート フロスト)  (

Robert Lee Frost, 1874-1963:アメリカの国民的詩人。ニューイングランドの田園世界を舞台に、自然と人間社会の問題に目を向けながら数多くの名作を残したが、生誕地はサンフランシスコ。11歳のときに父親が亡くなり、父方の故郷マサチューセッツ州ローレンスに移住。ローレンス高校時代に詩作を始める。ダートマス・カレッジに進学するが、1学期で退学。エリノア・ホワイトと結婚。祖父の資金援助を受けデリーに農場を購入。高校教師を経て、1912年9月、家族とともに渡英。『少年の心』、『ボストンの北』を相次いでロンドンで出版。エズラ・パウンドと出会う。1915年2月22日に帰国した後、詩人としての評価を得て、詩作に専念。アマースト・カレッジを始めいくつかの大学から招聘され、在留詩人として教鞭をとる。1961年3月26日、J・F・ケネディの大統領就任式典で「即座の贈り物」を朗読。1963年1月29日、ボストンのブリガム病院で88年10ヵ月の生涯を閉じる。詩人の死を悼んで、全米各地で半旗が掲げられた。ピュリツァー賞(詩部門)を4度受賞。代表作、「石垣修理」、「林檎もぎをおえて」、「行かなかった道」、「ある老人の冬の夕べ」、「薪の山」、「大地の方へ」、「雪の夕べ森辺に佇んで」、「金色のままでいられるものは何もない」、「雇い人の死」、「埋葬」、「西に流れる川」などを含め、人口に膾炙した抒情詩や劇的物語詩、対話詩が多数ある。

ロバート・フロスト  (ロバート フロスト)  (

Robert Lee Frost, 1874-1963:アメリカの国民的詩人。ニューイングランドの田園世界を舞台に、自然と人間社会の問題に目を向けながら数多くの名作を残したが、生誕地はサンフランシスコ。11歳のときに父親が亡くなり、父方の故郷マサチューセッツ州ローレンスに移住。ローレンス高校時代に詩作を始める。ダートマス・カレッジに進学するが、1学期で退学。エリノア・ホワイトと結婚。祖父の資金援助を受けデリーに農場を購入。高校教師を経て、1912年9月、家族とともに渡英。『少年の心』、『ボストンの北』を相次いでロンドンで出版。エズラ・パウンドと出会う。1915年2月22日に帰国した後、詩人としての評価を得て、詩作に専念。アマースト・カレッジを始めいくつかの大学から招聘され、在留詩人として教鞭をとる。1961年3月26日、J・F・ケネディの大統領就任式典で「即座の贈り物」を朗読。1963年1月29日、ボストンのブリガム病院で88年10ヵ月の生涯を閉じる。詩人の死を悼んで、全米各地で半旗が掲げられた。ピュリツァー賞(詩部門)を4度受賞。代表作、「石垣修理」、「林檎もぎをおえて」、「行かなかった道」、「ある老人の冬の夕べ」、「薪の山」、「大地の方へ」、「雪の夕べ森辺に佇んで」、「金色のままでいられるものは何もない」、「雇い人の死」、「埋葬」、「西に流れる川」などを含め、人口に膾炙した抒情詩や劇的物語詩、対話詩が多数ある。

藤本 雅樹  (フジモト マサキ)  (

1953年、兵庫県に生まれる。神戸市在住。龍谷大学文学部名誉教授。
主な著書・訳書:『オレゴン・トレイル物語』(共著、英宝社)、『黒船の行方』(共著、英宝社)、『ロバート・フロスト詩集――ニューハンプシャー』(春風社)、『ロバート・フロスト――哲学者詩人』(共訳、晃洋書房)、『エリノア・フロスト――ある詩人の妻』(晃洋書房)、『ロバート・フロストの牧歌の技法』(晃洋書房)ほか。

藤本 雅樹  (フジモト マサキ)  (

1953年、兵庫県に生まれる。神戸市在住。龍谷大学文学部名誉教授。
主な著書・訳書:『オレゴン・トレイル物語』(共著、英宝社)、『黒船の行方』(共著、英宝社)、『ロバート・フロスト詩集――ニューハンプシャー』(春風社)、『ロバート・フロスト――哲学者詩人』(共訳、晃洋書房)、『エリノア・フロスト――ある詩人の妻』(晃洋書房)、『ロバート・フロストの牧歌の技法』(晃洋書房)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。