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『源氏物語』全巻をポーランド語に訳す イヴォナ・コルディンスカ=ナヴロッカ(著) - 文学通信
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『源氏物語』全巻をポーランド語に訳す (ゲンジモノガタリゼンカンヲポーランドゴニヤクス)

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発行:文学通信
B6判
76ページ
並製
価格 800 円+税   880 円(税込)
ISBN
978-4-86766-081-2   COPY
ISBN 13
9784867660812   COPY
ISBN 10h
4-86766-081-7   COPY
ISBN 10
4867660817   COPY
出版者記号
86766   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2025年3月31日
書店発売日
登録日
2025年3月15日
最終更新日
2025年4月24日
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紹介

『源氏物語』が世界文学史上傑出した作品だといえる理由とは。
ポーランドの国家プロジェクトとして五ヵ年計画で進められている『源氏物語』全巻の翻訳から何がわかってきているのか。その全貌とその翻訳手法・論点を明らかにする。

ポーランドの哲学者ローマン・インガルデンの理論により『源氏物語』がなぜ傑作かを明らかにするほか、人物の呼称などの『源氏物語』の翻訳の難所を示した刺激的な論を展開する。
2024年7月に開催された青山学院大学文学部日本文学科主催講演会「ポーランド語による初の『源氏物語』全巻訳について」の講演を、当日の活発な議論もそのままに収録。
『源氏物語』さらには日本文学とその文化の特徴をも再認識できる書。

目次

はしがき―企画の趣旨と経緯(小松靖彦)
講師紹介(大江元貴)

『源氏物語』全巻をポーランド語に訳す(イヴォナ・コルディンスカ=ナヴロッカ)

Ⅰ はじめに

Ⅱ 『源氏物語』が世界文学史上傑出した作品だといえる理由
「傑作」の「内容」と「形式」/その国の文化全般への影響

Ⅲ インガルデンの「擬似判断説」の理論
文学的真理/「形而上学的な品質」の具体化/異文化間コミュニケーションの仲介者としての翻訳者

Ⅳ ポーランドにおける『源氏物語』
『源氏物語』に関するさまざまなイベント

Ⅴ 『源氏物語』全篇初のポーランド語訳のプロジェクトについて

Ⅵ 『源氏物語』のポーランド語訳の「方略と方法論」
翻訳方略/「翻訳」と「解釈」

Ⅶ 『源氏物語』の翻訳における基本的な問題点
1.人物の呼称/2.表現と語りの曖昧さと多義性/3.和歌/4.文化の違いカルチャーレムKulturem
 
Ⅷ むすびに

参考文献

コメント・質疑応答編

青山学院大学文学部日本文学科主催講演会「ポーランド語による初の『源氏物語』全巻訳について」を拝聴して(山本啓介)

著者プロフィール

イヴォナ・コルディンスカ=ナヴロッカ  (イヴォナ コルディンスカ ナヴロッカ)  (

ポーランド国ワルシャワ大学東洋学部日本学科教授dr hab(文学博士)・学科長。
信州大学で修士学位も取得。『源氏物語』をはじめとする日本古典文学の研究・翻訳等のほか、現代日本の文化、風習、食文化等にも造詣が深い。現在『源氏物語』のポーランド語訳(初の全巻翻訳・5ヵ年計画)に携わっている。主要著書:Japońska miłość dworska (日本王朝恋愛、2001)、Klasyczny język japoński (日本古典文法、2022)、Kultura kulinarna Japonii (日本食文化、2018)など。

青山学院大学文学部日本文学科  (アオヤマガクインダイガクニホンブンガクカ)  (

https://www.aoyama.ac.jp/faculty/literature/japanese/

上記内容は本書刊行時のものです。