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手塚マンガの共生する社会 手塚 治虫(マンガ) - 子どもの未来社
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手塚マンガの共生する社会 (テヅカマンガノキョウセイスルシャカイ)

社会科学
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A5判
縦210mm 横148mm 厚さ14mm
240ページ
並製
価格 1,500円+税
ISBN
978-4-86412-212-2   COPY
ISBN 13
9784864122122   COPY
ISBN 10h
4-86412-212-1   COPY
ISBN 10
4864122121   COPY
出版者記号
86412   COPY
Cコード
C0079  
0:一般 0:単行本 79:コミックス・劇画
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2021年12月1日
最終更新日
2022年1月21日
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書評掲載情報

2022-05-25 ふぇみん  No.3320
2022-05-15 全国学校図書館協議会選定図書  2022 5月15日号 第2103号
2022-03-15 全国学校図書館協議会選定図書  2022 3月15日号 第2099号
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紹介

手塚治虫作品の中から、障がい、人権の尊重、環境と文明、言論表現の自由、教育の多様性、差別や偏見を描いた7作品をとりあげました。作品に添えられたエッセイと併せて読んで、共生社会や多様性について考えるきっかけに。

目次

「アトム今昔物語 アトム 小学校へ行く」
エッセイ「『アトム小学校へ行く』に見える権力のふるまい」田中優子
「ブラック・ジャック なんという舌」
エッセイ「分ける世界から、認め合える世界へ」伊是名夏子
「ジョーを訪ねた男」  
エッセイ「半世紀かけ、より複雑で巧妙になった差別」雨宮処凛  
「やまなし」
エッセイ「『やまなし』の『いいにおい』を守る」中島京子
「さらばアーリイ」
エッセイ「現代文明の闇に差す狩猟民の光」山極壽一
「低俗天使」
エッセイ「低級で下品なもののなかにある大きな可能性」吉岡 忍
「奇動館」
エッセイ「真の学問とは何か?」前川喜平
解題 野上 暁

著者プロフィール

手塚 治虫  (テヅカ オサム)  (マンガ

1928 年11 月3 日、大阪府生まれ。大阪大学医学専門部卒。1947 年に『新宝島』を発表し、映画の手法をとりいれたストーリー漫画として注目される。その後、数々の新しい表現方法でストーリー漫画を確立し、漫画を魅力的な芸術にした。1961 年、手塚治虫プロダクション動画部(のち虫プロ)を設立。日本初の長編テレビアニメシリーズ「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」などで日本中の子どもをとりこにした。漫画とアニメーションすべての作品は、手塚の永遠のテーマである「生命の尊さ」で貫かれている。『手塚治虫漫画全集』(講談社)は全400 巻に及ぶ。1989年2 月9 日に60 年の生涯を閉じた。

野上 暁  (ノガミ アキラ)  (解題

1943 年長野県飯山市生まれ。子ども文化評論家。日本ペンクラブ常務理事、JBBY 副会長、東京純心大学客員教授。編集者として小学館勤務時に手塚治虫番となる。著書に『おもちゃと遊び』(現代書館)、『日本児童文学の現代へ』(パロル舎)、『子ども学その源流へ』『子ども文化の現代史』(大月書店)、『小学館の学年誌と児童書』(論創社)、編著に『わたしが子どものころ戦争があった』(理論社)など。

田中 優子  (タカナ ユウコ)  (執筆者

1952 年神奈川県横浜市生まれ。江戸文化研究者、エッセイスト、法政大学第19 代総長、同大名誉教授。2005 年紫綬褒章受章。『江戸の想像力』( 筑摩書房) で芸術選奨文部大臣新人賞受賞、『江戸百夢 近世図像学の楽しみ』( 筑摩書房) で芸術選奨文部科学大臣賞、サントリー学芸賞を受賞。近著に『遊郭と日本人』(講談社)、
『江戸問答』( 岩波書店・松岡正剛との対談) など

伊是名 夏子  (イゼナ ナツコ)  (執筆者

1982 年沖縄県生まれ。著書『ママは身長100cm』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。「東京新聞」「中日新聞」「ハフポスト」等で連載中。講演、ファッションショー、舞台や映画でも活躍。骨の弱い障害「骨形成不全症」で電動車いすを使用。米国・デンマークに留学、早稲田大学卒業。那覇市小学校英語指導員を経て、香川大学大学院教育学研究科修了。二児の子育てをヘルパーやボランティアに支えられ奮闘中。パンダと性教育が好き。

雨宮 処凛  (アマミヤ カリン)  (執筆者

1975 年北海道生まれ。作家・活動家。「反貧困ネットワーク」世話人。フリーターなどを経て2000 年、『生き地獄天国』( 太田出版/ちくま文庫) でデビュー。主な著書に『生きさせろ! 難民化する若者たち』( 太田出版/ちくま文庫)、『相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ』( 太田出版)、『コロナ禍、貧困の記録 2020 年、この国の底が抜けた』( かもがわ出版) など多数。

中島 京子  (ナカジマ キョウコ)  (執筆者

1964 年東京都杉並生まれ。小説家、エッセイスト。出版社勤務、フリーライターを経て、2003 年『FUTON』でデビュー。2010 年『小さいおうち』で第143 回直木三十五賞受賞。同作品は山田洋次監督により映画化。『かたづの!』で第3 回河合隼雄物語賞・第4 回歴史時代作家クラブ作品賞・第28 回柴田錬三郎賞を、『長いお別れ』で第10 回中央公論文芸賞・第5 回日本医療小説大賞を、『夢見る帝国図書館』で第30 回紫式部文学賞を受賞。

山極 壽一  (ヤマギワ ジュイチ)  (執筆者

1952 年、東京都生れ。霊長類学者、ゴリラ研究の第一人者。京都大学霊長類研究所などを経て同大学教授、京都大学総長。現在は京都大学名誉教授、総合地球環境学研究所所長、日本学術会議会長。著書に『ゴリラの森、言葉の海』( 新潮社)、『京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ』( 朝日新聞出版)、『スマホを捨てたい子どもたち:野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』( ポプラ社)ほか多数。河合隼雄学芸賞選考委員。

吉岡 忍  (ヨシオカ シノブ)  (執筆者

1948 年長野県生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学時代にベトナム反戦運動「ベ平連」に参加。1985 年の日本航空123 便墜落事故を取材した『墜落の夏 日航123 便事故全記録-』(新潮社)で第9 回講談社ノンフィクション賞を受賞。2017 ~ 2021 年まで日本ペンクラブ会長を務める。主な著書に『M/ 世界の、憂鬱な先端』( 文藝春秋) 、『奇跡を起こした村のはなし』( ちくま書房)、『散るアメリカ』( 中央公論社) ほか多数。

前川 喜平  (マエカワ キヘイ)  (執筆者

1955 年奈良県生まれ。元文部科学事務次官、現代教育行政研究会の代表。自主夜間中学でボランティア・スタッフをしながら、多くの講演活動と執筆活動を続けている。著書に『面従腹背』『権力は腐敗する』(毎日新聞出版)、共著に『前川喜平 教育のなかのマイノリティを語る――高校中退・夜間中学・外国につながる子ども・LGBT・沖縄の歴史教育』(明石書店)、『同調圧力』(角川新書)など。

上記内容は本書刊行時のものです。