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日本女性差別事件資料集成26
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2025年6月16日
- 登録日
- 2025年5月29日
- 最終更新日
- 2025年6月23日
紹介
フェミ科研費裁判資料集
■全5巻
■B5判・上製
■2025年6月刊行
26期資料の特長
Ⅰ 自民党国会議員によるジェンダー・フェミニズム研究グループへのYouTube、ツイッター等による誹謗中傷、とりわけ科学科研費をずさんに使用したということに対し、研究グループが名誉棄損等で損害賠償を求めて提訴
国会議員の杉田水脈氏は第一に「慰安婦」問題を扱った原告たちの研究について「ねつ造」と述べ発信。研究者からすると研究がねつ造とされるのは研究者生命を危うくする、極めて重大な名誉毀損。第二に、杉田議員はフェミニズムへの無理解から原告たちの研究を貶める発言を繰り返した。第三に杉田議員は、原告たちが科学研究費助成期間終了後に研究成果を発表したことについて、助成期間を過ぎて科研費を使用したとして、ずさんな経費の使い方をしているかのように複数のメディアで発言。これら杉田議員の研究への誹謗中傷、学問の自由への介入を阻止するために研究者たちが2019年2月提訴。
Ⅱ 二審大阪高裁は、助成期間終了後に科研費が使用されたとは認められず、原告牟田の「名誉を毀損する違法なもの」として杉田氏に慰謝料の支払いを命じた
2023年5月30日大阪高裁は科研費助成期間終了後に科研費が使用されたとは認められず、原告牟田の「名誉を毀損する違法なもの」として杉田氏に33万円の支払いを命じた。原告、被告とも上告せず判決が確定。
Ⅲ 判決文のほか裁判資料を多数掲載
裁判資料は判決文のほか訴状、原告側準備書面、原告側証拠資料、原告陳述書などを収録した。
Ⅳ 原告側支援する会のニュースレターなど法定外資料も収録
Ⅴ 原告側多数の研究者による学問的意見書論文・講演録・陳述書を掲載
上記内容は本書刊行時のものです。