.
【利用可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
注文サイト:
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
地方小 ト・日・他 書店
直接取引:なし
返品の考え方:
地方・小出版流通センターの了承が必要です
魂の道行き
石牟礼道子から始まる新しい近代
発行:弦書房
B6判
縦182mm
横128mm
厚さ14mm
152ページ
上製
定価
1,700円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2016年9月
- 書店発売日
- 2016年9月23日
- 登録日
- 2016年8月23日
- 最終更新日
- 2016年9月6日
書評掲載情報
2016-10-09 | 日本経済新聞 朝刊 |
MORE | |
LESS |
紹介
近代化が進んでいく中で、じわりじわりと壊され続けてきた、さまざまな共同性(人と人の絆、人と自然の調和、自己の中にあるべき心と体の交流)をどうすれば取りもどせるのか。思想家としての石牟礼道子のことばを糸口に、もうひとつのあるべき新しい近代へのの道を模索した一冊。本書では、石牟礼の著作の頂点に立つ『天湖』と能「不知火」に注目し、「私」ではなく「私たち」が対立をこえて、他者も自然も含めてどのように和解し共に救済されうるのかを問い直した啓蒙の書である。
目次
《目次より》
【Ⅰ】知と思想の構造転換―近代を超えて
認識と表現の方法/石牟礼道子の思想形成
【Ⅱ】和解と「存在」の回復
夢と現(うつつ)の和解――「橋掛り」/和解と救済
【Ⅲ】共同救済とその方法―共同性の再興
共同救済の方法――悶え神、道行き、徳の共同性
【Ⅳ】共同救済の文学と政治
共同救済の文学/脱近代の政治
【補】石牟礼道子と文学の力
フクシマからミナマタへ/いのちを灯す存問
◉石牟礼道子研究をめぐって
上記内容は本書刊行時のものです。