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チェヴェングール アンドレイ・プラトーノフ(著/文) - 作品社
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チェヴェングール (チェヴェングール)

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発行:作品社
B7判
632ページ
価格 4,500円+税
ISBN
978-4-86182-919-2   COPY
ISBN 13
9784861829192   COPY
ISBN 10h
4-86182-919-4   COPY
ISBN 10
4861829194   COPY
出版者記号
86182   COPY
Cコード
C0097  
0:一般 0:単行本 97:外国文学小説
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年6月
書店発売日
登録日
2022年4月20日
最終更新日
2023年4月28日
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書評掲載情報

2023-11-01 月刊 経団連    2023年11月号
評者: 翻訳者によるエッセイ「100年前から待っていた、あなたを」工藤 順(ロシア語翻訳労働者)
2022-12-10 毎日新聞  朝刊
評者: 沼野充義(名古屋外国語大学教授・スラブ文学)
2022-08-20 毎日新聞  朝刊
評者: 沼野充義(名古屋外国語大学副学長・スラブ文学)
2022-08-13 東京新聞/中日新聞  朝刊
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重版情報

3刷 出来予定日: 2023-05-12
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2023年4月、第九回日本翻訳大賞受賞!

紹介

第九回日本翻訳大賞受賞!

愛と憂鬱の〈ユートピア〉。ロシア文学の肥沃な森に残された最後の傑作、本邦初訳。

革命後に生の意味を問いつづける孤高の魂。「翻訳不可能」といわれた20世紀小説の最高峰のひとつが、〈ロシア的憂愁(タスカー)〉の霧の中からついに全貌を現した!――沼野恭子

わたしもプラトーノフのようになれたら――ピエル・パオロ・パゾリーニ(映画監督・詩人)

20世紀には、重要な作家が3人いた――ベケット、カフカ、そしてプラトーノフだ――スラヴォイ・ジジェク(哲学者)

死への興味が嵩じて湖に自ら身を投げだした父親の息子アレクサンドル(サーシャ)は、ドヴァーノフ夫妻に引き取られて生活するようになり、やがて、ボリシェヴィキとして、彼の同伴者であり親友のコピョンキンとともに共産主義を探して県域を放浪し、共産主義が完成した理想郷チェヴェングールを見出す――。
「もっとも謎めいて、もっとも正統的でないロシア作家」とも称されるプラトーノフの代表作にして生前に完成した唯一の長篇小説。ロシア文学の肥沃な森に残された最後の傑作、本邦初訳。
「『チェヴェングール』は、[……]世界史的な規模のインパクトをもった第一次世界大戦やロシア革命を念頭におきながら、現実を逆転させたような事柄を描いた挿話に溢れている。それらを通して〈あるいはそうであったかもしれないロシア革命〉が描き出されている。」(本書「解説」より)
◎解説=古川哲「あるいはそうであったかもしれないロシア革命」
◎付録=P・P・パゾリーニ「アンドレイ・プラトーノフの『チェヴェングール』」+関連地図+主な登場人物

著者プロフィール

アンドレイ・プラトーノフ  (アンドレイプラトーノフ)  (著/文

アンドレイ・プラトーノフ(Платонов, Андрей Платонович)
1899年、ロシア南西部ヴォロネジに生まれる(出生時の姓はクリメントフ)。中等教育修了後、鉄道工場などで働いたのち、鉄道技術専門学校で電気工学を学ぶ。ロシア革命後の内戦では赤軍側で参戦した。1920年代前半には、ヴォロネジ県の土地改良・灌漑事業などにおいて指導的な役割を果たす。作家としては、10代から地元の新聞・雑誌上に評論や詩を発表して頭角を現し、1922年に詩集『空色の深淵』を出版してデビュー。1926年にモスクワに移住し、以降は職業作家として活動。短・中篇や戯曲を中心に執筆するも、短篇「疑惑を抱いたマカール」(1929)や「帰還」(1946)、ルポ「ためになる」(1931)などが権力者や批評家からの苛烈な批判の対象となり、出版がままならない状態が生涯つづいた。後半生には創作童話や民話の再話、従軍記者として第二次世界大戦の前線に取材した短篇、文芸批評などにも取り組むが、不遇のまま、1951年に結核によりモスクワで死去。死後、娘マリーヤらの尽力により遺された作品が続々出版され、20世紀文学の主要作家としての地位が確立されつつある。

工藤順  (クドウナオ)  (翻訳

1992年生まれ。ロシア語翻訳労働者。訳書に、プラトーノフ『不死――プラトーノフ初期作品集』(未知谷、2018年)がある。翻訳詩と生活のzine「ゆめみるけんり」主宰。

石井優貴  (イシイユウキ)  (翻訳

1991年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。スターリン期ソヴィエト連邦のクラシック音楽受容について研究している。

上記内容は本書刊行時のものです。