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瞑想箱庭療法の理論と実践 大住 誠(著) - 論創社
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瞑想箱庭療法の理論と実践 (メイソウハコニワリョウホウノリロントジッセン)

文芸
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発行:論創社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ19mm
328ページ
並製
価格 2,500 円+税   2,750 円(税込)
ISBN
978-4-8460-2498-7   COPY
ISBN 13
9784846024987   COPY
ISBN 10h
4-8460-2498-9   COPY
ISBN 10
4846024989   COPY
出版者記号
8460   COPY
Cコード
C0011  
0:一般 0:単行本 11:心理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2025年6月20日
書店発売日
登録日
2025年4月25日
最終更新日
2025年5月26日
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紹介

瞑想箱庭療法について、理論編5章・実践編12章で「瞑想箱庭療法」全体を紹介!
セラピスト側だけが瞑想するのではなく、セラピストとクライエントとが一定の時間、同時に瞑想してお互いが「自分を忘れる」事の大切さに気づいたのです。これは双方が「意図的、意識的」な状態を離れることです。筆者は以上の方法で行う箱庭療法を「瞑想箱庭療法」と名付けました。
”心理療法の不可避の副作用,侵襲性。だが,私たちの無意識が通底していることを知ったとき,毒があったところに癒しの霊薬[エリクシール]が見えてくる。比類なき技法の確かな成果がここにある。”老松克博(ユング派分析家,おきなラボ代表,大阪大学名誉教授)

目次

はじめに 
Ⅰ 理論編 瞑想箱庭療法の探究/大住 誠
第1章 瞑想箱庭療法の実践方法 
1 瞑想箱庭療法とは何か 
2 瞑想箱庭療法の方法 
3 瞑想箱庭療法の技法 
第2章 瞑想箱庭療法の理論 
1 心理療法の副作用の問題について 
(1)セラピストのクライエントに対する意図的、操作的態度による副作用の問題 
(2)特定の技法に内在する副作用の問題 
2 「『非侵襲的』な心理療法」のモデルと思想を古代中国思想に求めて 
(1)古代中国思想からヒントを得た河合隼雄の「自然モデル」 
(2)「自然モデル」と「老荘思想」 
(3)直観と自覚
(4)「老荘思想」における自然について 
(5)荘子の「万物斉同」 
(6)河合隼雄への問い 
3 「対自的関係性」の構造と瞑想について 
(1)心理療法の構造について再考する─「対他的関係性」から「対自的関係性」へ 
(2)不徹底な「対自的関係性」の療法 
(3)徹底した「対自的関係性」の療法としての瞑想箱庭療法 
4 瞑想の意義と種類 
(1)瞑想とは何か 
(2)瞑想の種類 
5 瞑想箱庭療法を成立させる「環融空間」 
第3章 「瞑想箱庭療法」の臨床心理学的理解 
1 「環融体験」をユングの心理的機能を通して考える 
2 「環融体験」「環融空間」の深層心理学的理解 
(1)「意識の構造」モデルからの理解 
(2)「布置の体験」 
(3)サトルボディの体験 
(4)象徴体験と自覚 
第4章 「生活日記」を記述することの意味─森田療法との関係 
1 森田療法(外来森田療法)について 
2 瞑想箱庭療法の日記面接 
第5章 瞑想箱庭療法の実践の拡大と課題 
Ⅱ 実践編
第1章 瞑想箱庭療法の典型事例の紹介/大住誠 
【初心者の事例Ⅰ】
第2章 心身症の児童への瞑想箱庭療法/ Keshia Vianny Sundjaja 
【初心者の事例Ⅱ】
第3章 児童福祉施設における瞑想箱庭療法の実践/尾籠君世 1
 コラム1 瞑想箱庭療法を体験して:加藤由香子 
【中堅臨床心理士の事例】
第4章
 開業心理士の瞑想箱庭療法/田多井正彦 140
 コラム2 母子生活支援施設における瞑想箱庭療法の実践:平井由佳 
【視覚障害への瞑想】
第5章 「視覚に障害を持つクライエント」に対する瞑想箱庭療法/高木麻由 
【瞑想箱庭療法の応用】
第6章 瞑想箱庭療法の究極としての一人療法/朝倉新 
 コラム3 瞑想箱庭療法に宿る東洋思想の価値観:清谷典生 
【瞑想箱庭療法をめぐる考察Ⅰ】
第7章 瞑想箱庭療法と音楽療法─表現に見られる美の存在から考える/柴田恵美 
【瞑想箱庭療法をめぐる考察Ⅱ】
第8章 瞑想箱庭療法における象徴体験について/渋谷恵子 
 コラム4 瞑想箱庭療法による抑うつ状態からの解放:吉川美雪 
第9章 瞑想箱庭療法の訓練について/郡司惇史 
【瞑想箱庭療法の数量的研究】
第10章  瞑想箱庭療法の有効性に関する検討─神経質調査票・SDS・STAIを用いて/新井千香 
【瞑想箱庭療法と脳科学Ⅰ】
第11章 瞑想箱庭療法を巡る連想─右脳の機能という視点から/三宅永 
【瞑想箱庭療法と脳科学Ⅱ】
第12章 瞑想箱庭療法─「環融空間」の脳科学的仮説/美記晶子 
おわりに 

著者プロフィール

大住 誠  (オオスミマコト)  (

大住心理相談室長(臨床心理士、医博)
1952年神奈川県に生まれる。公立高校教諭、県教育センター指導主事(教育相談研究室)をへて2000年に大住心理相談室を開業し、開業心理士として現在に至る。その間に横浜国立大学、聖マリアンナ医科大学非常勤講師、同朋大学大学院特任教授、東京福祉大学(名古屋校)客員教授などを経験する。著書には『ユング』(フォー・ビギナーズ・シリーズ、現代書館)『ユング派カウンセリング入門』(筑摩書房)『ユング心理学+「仏教」のカウンセリング』(学陽書房)『現代箱庭療法』(織田尚生との共著、誠信書房)『新瞑想箱庭療法』(誠信書房)『うつは、治す努力をやめれば治る』(法蔵館)『積極的に治さない瞑想箱庭療法』(朝倉新との共著、春秋社)『お母さんと僕とのまほうの砂箱』(朝倉新との共著、ゆまに書房)等がある。

上記内容は本書刊行時のものです。