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タゴール 愛の物語
- 出版社在庫情報
- 不明
- 初版年月日
- 2026年9月4日
- 書店発売日
- 2026年9月4日
- 登録日
- 2026年7月30日
- 最終更新日
- 2026年9月10日
紹介
アジアで最初のノーベル文学賞受賞者タゴールの100篇近い物語作品のうちから、最大のテーマ「愛」を描いた名作を選びました。イギリス植民地時代インドのカースト制・幼児婚・寡婦殉死などを背景に、深いタゴール・ワールドが展開されます。
目次
ガートが語る
一夜
モハマヤ
裁判官
邪魔者
見知らぬ女(ひと)
女修行者
毀れた巣
解説
訳者あとがき
前書きなど
【解説】から
本書は、インドとバングラデシュの国民詩人、ラビンドラナート・タゴール(ロビンドロナト・タクル(B) 一八六一~一九四一)の初期~中期の「物語」作品の中から、愛」をテーマとした短編七篇、中編一篇を収めています。
「愛」は、「自然」と並んでタゴールの詩作品・歌曲作品における最も重要なテーマで、その時々における彼の内面の最も深い部分を直接照らし出しています。それに対し物語作品は、語り手の目を通して人間関係を描き出す構成を取るため、詩や歌曲とは異なり、「愛」をめぐるタゴールの思想が、その中により客観的かつ具体的に表現されています。
本書掲載の作品は、その発表時期と掲載雑誌によって、次の四つのグループに分けることができます。
(1)『インド女神』誌(一八八四) 「ガートが語る」
(2)『修行』誌(一八九二~九三) 「一夜」・「モハマヤ」・「裁判官」・「邪魔者」
(3)『インド女神』誌(一九〇一) 「毀れた巣」
(4)『緑の葉』誌(一九一四) 「見知らぬ女ひと」・「女修行者」
(1)の「ガートが語る」はタゴール二三歳の作品。彼の物語作品の事実上の処女作です。
(2)にあげた「一夜」・「モハマヤ」・「裁判官」・「邪魔者」の四篇は、タゴール三〇代の前半、東ベンガル(現バングラデシュ)を中心に活動していた時期に書かれました。『タゴール10の物語』(めこん、二〇二四年)に収められた、同じく愛をテーマとする「骸骨」・「処罰」・「完結」・「夜更けに」と同時期の作品です。
(3)中編「毀れた巣」は、タゴール四〇歳、彼が東ベンガルからシャンティニケトンに生活の拠点を移しつつあった一九〇一年、『イバ ロティンド女神』誌に八ヵ月にわたって連載されました。心理小説の傑作として名高く、同時期の長編小説『目障り』と並んで、タゴールの散文作品の歴史における転換点となった作品です。
(4)にあげた「見知らぬ女」と「女修行者」の二篇は、ノーベル文学賞を受賞した翌年、タゴール五三歳の作品。
上記内容は本書刊行時のものです。

