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未病革命2030
予兆をつかめば社会とビジネスが変わる
- 書店発売日
- 2015年12月9日
- 登録日
- 2015年12月1日
- 最終更新日
- 2015年12月1日
紹介
「1億総活躍社会」実現の大前提!
IoHHを提唱する著者が、キーパーソン7人と徹底討論!
「今、日本にとって潜在成長率を上げることがまさに不可欠です。すでに現在の成長率の水準においても、少子化などによる人手不足がボトルネックになっており、産業のあらゆる分野で今以上の情報通信技術(ICT)化を進めていくことが非常に重要になっています。
「モノのインターネット」と言われ、すべてのモノがネットワークによってつながり、人の操作を介さずにモノ同士で情報をやり取りしたり、互いを制御したりできるIoT(Internet of Things)は、現在のICT化における重要なキーワードの一つです。……
IoHH(Internet of Human Health)は、「課題先進国」である日本が国家として地球上最初に直面する最大の課題、超高齢化にIoTのコンセプト、技術を活用しようというものです。高齢化を、人間という60兆個の細胞からなる生物体の老朽化という概念でとらえれば、従来の発想とは違った切り口での問題解決方法が見えてくるはずです」(本書「総論 なぜ、今IoHHなのか」より抜粋)
目次
【総論】なぜ、今IoHHなのか
【第1章】認知症/フレイル
〔対談者〕国立長寿医療研究センター理事長 鳥羽研二氏
認知症の発症を5年遅らせられれば、患者数は半分以下になる
予防は難しいが、発症は確実に遅くすることができる
原因物質がたまったとしてもアルツハイマーが発症するとは限らない
「フレイル」は老年医学を考えるうえでの重要な概念に ほか
【第2章】健康・医療戦略
〔対談者〕内閣総理大臣補佐官 和泉洋人氏
健康・医療は今、日本で最大に関心を持つべき分野
2020年までに医療・介護・健康分野のデジタル基盤を構築
ヘルスケアポイントでインセンティブを付与
「健康経営」推進のカギは評価の見える化 ほか
【第3章】データ活用
〔対談者〕楽天会長兼社長 三木谷浩史氏
多様なデータを統合して分析することで見えてくるものがある
グローバルなデータとの差分から日本人の特徴を浮き彫りにする
一つのIDですべてのデータを結び付けられるのが強みに
「面倒くさくない」ように自動化することがポイント ほか
【第4章】ウエアラブル・デバイス
〔対談者〕ジェイアイエヌ社長 田中仁氏
「自分を見る」機能で眼鏡の概念を変える
目の動きと姿勢、体の動きがわかる眼鏡を開発
「目の動き」がさまざまな体と心の状態を教えてくれる
体の内面の情報を定量化し、予兆をつかむ ほか
【第5章】未病/産業創出
〔対談者〕神奈川県知事 黒岩祐治氏
「未病」への取り組みが社会・経済を活性化する
未病産業創出のため研究会や独自ブランドを次々立ち上げる
未病を治す取り組みには最先端の科学技術が不可欠
未病の概念が医療や医師の在り方を変える ほか
【第6章】在宅介護/情報共有
〔対談者〕カナミックネットワーク会長 山本稔氏
多職種連携がデータ活用の新たな可能性を拓く
門外漢だから発想できた「多職種連携」
地域包括ケアでは医療がイニシアチブを取る
活用されていない情報の中にも予兆は潜んでいる ほか
【第7章】在宅医療/医療のアルゴリズム化
〔対談者〕医療法人社団 悠翔会理事長・診療部長 佐々木淳氏
治療がQOLの改善につながるとは限らない
高齢者の予防医学は、現場の知恵の活用がカギ
高齢者の医療は引き算で考える4
リスクを抽出し、ライフスタイルに則して一つでも引き下げて ほか
上記内容は本書刊行時のものです。