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公衆衛生学理解 的場 恒孝(著/文) - 九州大学出版会
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公衆衛生学理解 (コウシュウエイセイガクリカイ) 社会医学の視座から (シャカイイガクノシザカラ)

医学
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A5判
260ページ
並製
価格 3,500円+税
ISBN
978-4-7985-0357-8   COPY
ISBN 13
9784798503578   COPY
ISBN 10h
4-7985-0357-6   COPY
ISBN 10
4798503576   COPY
出版者記号
7985   COPY
Cコード
C1047  
1:教養 0:単行本 47:医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年10月20日
書店発売日
登録日
2023年9月6日
最終更新日
2023年10月2日
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紹介

2020年に始まった新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、感染者の健康と生命だけでなく、人々の暮らしにも多大な影響を与えてきた。本書では、人権や倫理を重視する立場から、共生のための社会規範、健康保持のための衛生行政施策(母子保健、学校保健、産業保健、老年期保健、生涯を通じての精神保健)、豊かな生涯のための社会保障、生活環境・地球環境と健康との関係、国連のSDGsと国際保健活動の動向について考察を深め、公衆衛生の意義を説く。

目次

プロローグ
第1 章 社会の誕生と文化
1.コミュニティーの誕生
2.日本の社会文化の特性と変遷
3.共生のための社会規範7
(1)人権 (2)倫理
第2 章 保健に関する社会システム
1.公衆衛生の歴史
(1)古代ローマ (2)中世 (3)近世
(4)日本
2.公衆衛生学の成立
3.人口動態
4.コミュニティーにおける保健体制
(1)健康維持への社会の関わり (2)保健衛生行政の歩み
(3)社会保障の一環としての医療経済
5.疾病構造の推移
(1)疾病構造の推移 (2)疾病統計法
6.疾病予防の方策
(1)健康と環境の相互作用 (2)地域社会と保健システム
(3)疾病予防の社会システム (4)市民の健康保持増進策
7.感染症の予防対策
(1)人類を苦しめた主な感染症 (2)届出を要する伝染病
(3)定期予防接種 (4)院内感染対策
(5)海外旅行での感染症 (6)主な薬害事例
第3 章 生涯にわたる保健
1.母子保健
(1)発育と発達 (2)母子保健の施策
(3)母子保健の課題 (4)子どもの貧困
2.学校保健
(1)子どものライフスタイル (2)身体の発育
(3)メンタルヘルス (4)いじめ (5)身障者教育
(6)学校保健施策 (7)地域社会と学校保健活動
(8)子どもたちの幸福度
3.産業保健
(1)産業保健の歴史 (2)労働と雇用
(3)労働者の健康 (4)健康障害に関する今日の課題
(5)職場復帰
4.高齢者保健
(1)老いるということ (2)老年人口の増加
(3)老年期の社会的ケア (4)老後を生きる
5.精神保健
(1)ライフステージの各段階における精神保健
(2)ストレスと心の病 (3)発達障害
(4)適応障害 (5)老年期の精神障害
(6)精神障害への対応
第4 章 Well-being のための社会保障
1.社会保障の理念
2.社会保障制度の歩み
(1)歴史的背景 (2)社会の現状
3.社会保障の施策
(1)施策とその構成 (2)配分の不均衡
(3)国民総医療費の負担構造
4.財源の確保
(1)財政の現状 (2)財源の確保策
5.社会保障の現在と近未来
(1)現状の分析 (2)貧困からの脱出
(3)生きがいのある社会
第5 章 環境と健康
1.環境と健康
(1)人間の生存に必要な外部環境 (2)環境倫理
2.生活環境
(1)日常生活の環境 (2)消費者保護
(3)生活廃棄物 (4)外部環境、放射線被曝
3.都市の環境
(1)都市アメニティー (2)快適な自然環境
(3)日本の四大公害病
4.地球環境
(1)環境汚染の事例 (2)大気汚染
(3)放射性物質による被曝 (4)海洋汚染
(5)熱帯雨林の減少と砂漠化 (6)地球温暖化
5.自然災害
(1)国内の大災害 (2)活躍する医療チーム
(3)災害急性期の対処 (4)災害慢性期の対処
第6 章 国連「持続可能な開発目標(SDGs)」
1.人間安全保障への施策の歩み
2.持続可能な開発目標(SDGs)
(1)SDGsの概念 (2)SDGsで達成すべき17目標
(3)「誰一人取り残さない」という理念の検証
3.どのように対応するか
(1)気候変動への対応 (2)貧困の解消
(3)平等性多様性のある社会 (4)各界の連携
第7 章 国際保健
1.国際保健活動の動向
2.世界保健機関(WHO)
3.国際保健活動への協力
(1)ユニセフ(unicef)
(2)国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)
(3)国境なき医師団(MSF) (4)世界食糧計画(WFP)
(5)食糧農業機関(FAO)
第8 章 統計データの意味を理解する
1.疫学の定義と歴史
2.疫学の方法
(1)コホート研究 (2)症例対照研究
(3)介入研究(実験疫学)
3.統計の諸指標
(1)四分割表 (2)オッズ比と相対リスク
(3)治療必要数(NNT) (4)中央値と平均値
(5)標準偏差(SD) (6)標準誤差(SE)
(7)変動係数(CV) (8)信頼区間(CI)
(9)有意差検定 (10)統計を解釈するうえでの注意点
エピローグ
引用・参考文献
索引

前書きなど

公衆衛生学は、私たちをどう守るのか?

家庭で、学校で、職場で、そして社会で、
「健康で文化的な」生活を営むために。
コロナ禍を経た今、公衆衛生の意義を説く。

著者プロフィール

的場 恒孝  (マトバ ツネタカ)  (著/文

1935年 福岡県生まれ。1968年 久留米大学大学院医学研究科博士課程(内科学)修了。医学博士(久留米大学)。1979年 久留米大学医学部助教授(内科学)、1983年 同教授(環境衛生学)、2001年 同名誉教授。(社医)新古賀病院顧問を経て2020年からフリー。
専攻:産業医学、環境医学、循環器内科学、医療科学。

主な著書:『振動病の基礎と臨床』(南江堂)、『産業医ノートブック』(医歯薬出版)、『心臓病の診療マニュアル』(医歯薬出版)、『医療科学入門―その科学・アート・文化』(南江堂)、『医療文化への誘い―よき医療者のために』(金芳堂)など。

上記内容は本書刊行時のものです。