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世界文学全集万華鏡 近藤 健児(著) - 青弓社
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世界文学全集万華鏡 (セカイブンガクゼンシュウマンゲキョウ) 文庫で読めない世界の名作 (ブンコデヨメナイセカイノメイサク)

文芸
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発行:青弓社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ18mm
重さ 286g
256ページ
並製
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-7872-9279-7   COPY
ISBN 13
9784787292797   COPY
ISBN 10h
4-7872-9279-X   COPY
ISBN 10
478729279X   COPY
出版者記号
7872   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2025年3月24日
書店発売日
登録日
2024年11月27日
最終更新日
2025年3月18日
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紹介

日本独自のアンソロジーとして、かつては家庭の教養のシンボルでもあった「世界文学全集」。残念ながら1980年代を境にブームは過ぎ去り、いまでも刊行されてはいるものの規模は小さくなっている。しかし、世界文学全集は有名作を押さえながら、翻訳が少ない優れた作品も収録し、作品と作家解説も非常に充実している。全集に収録された作品が、現在でも唯一の翻訳であることも多い。さらには多くの図書館に所蔵されているため、手に取りやすいという利点もある。

本書では世界文学全集に収録され、かつ一度も文庫化されていない海外文学作品70点を厳選して紹介。河出書房の「世界文学全集」や筑摩書房の「世界文学大系」など37の全集をもとに、イギリス、ロシア、ドイツやラテンアメリカの作家の貴重な作品を案内する。

ジョージ・エリオット、ウィラ・キャザー、オノレ・ド・バルザック、ラファエル・サンチェス・フェルロシオほかの隠れた名作にふれ、読みたい作品がぐっと増える、海外文学ファン必読の一冊。

目次

はじめに

第1章 イギリスの文学
ダニエル・デフォー「ロクサーナ」
サミュエル・リチャードソン「パミラ」
ヘンリー・フィールディング「大盗ジョナサン・ワイルド伝」
ウォルター・スコット「ケニルワースの城」
チャールズ・ディケンズ「バーナビー・ラッジ」
ジョージ・エリオット「フロス河の水車場」
ジョージ・エリオット「ロモラ」
トマス・ハーディ「森に住む人々」
ジョゼフ・コンラッド「ノストローモ」
ジョゼフ・コンラッド「勝利」
ウィンダム・ルイス「愛の報い」
D・H・ロレンス「白孔雀」/「セント・モア」
オルダス・ハックスレイ「クローム・イエロー」
ジェイムズ・ヒルトン「めぐり来る時は再び」

第2章 アメリカの文学
ヘンリー・ジェイムズ「アメリカ人」
ヘンリー・ジェイムズ「ボストンの人々」
ヘンリー・ジェイムズ「カサマシマ公爵夫人」
ウィラ・キャザー「私のアントニーア」
アプトン・シンクレーア「人われを大工と呼ぶ」
ジョン・ドス・パソス「マンハッタン乗換駅」
ジョン・スタインベック「疑わしい戦い」
ジョン・オハラ「サマーラの町で会おう」
ユードラ・ウェルティ「デルタの結婚式」
ジェームズ・エイジー「家族のなかの死」
ジョン・バース「酔いどれ草の仲買人」

第3章 ドイツの文学
ヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフ「フリードリヒの遍歴」
エドゥアルト・メーリケ「画家ノルテン」
コンラート・フェルディナント・マイヤー「ぺスカラの誘惑」
ゲーアハルト・ハウプトマン「アトランティス」
リカルダ・フーフ「ルードルフ・ウルスロイの回想」
ヘルマン・シュテール「霧の沼」
ハインリヒ・マン「臣下」
ヤーコップ・ワッサーマン「若きレナーテの生活」
フーゴ・フォン・ホフマンスタール「影のない女」
トーマス・マン「大公殿下」
トーマス・マン「選ばれた人」
ローベルト・ヴァルザー「ヤーコプ・フォン・グンテン」
ヘルマン・ブロッホ「誘惑者」
エーリヒ・マリア・レマルク「還りゆく道」

第4章 フランスの文学
ピエール・ド・マリヴォー「成上り百姓」
アルフレッド・ド・ヴィニー「サン゠マール」
オノレ・ド・バルザック「あら皮」
オノレ・ド・バルザック「幻滅」
ヴィクトル゠マリー・ユゴー「氷島奇談」
ウージェーヌ・シュー「パリの秘密」
エミール・ゾラ「クロードの告白」
エミール・ゾラ「生きるよろこび」
モーリス・バレス「自我礼拝」
ジャン・ジロドゥ「ベラ」
ピエール・ドリュ・ラ・ロッシェル「ジル」
アンリ・ド・モンテルラン「独身者たち」
ルイ・アラゴン「お屋敷町」
ジュリアン・グリーン「夜明け前の出発」
ジャン゠ポール・サルトル「嘔吐」
シモーヌ・ド・ボーヴォワール「レ・マンダラン」

第5章 ロシアの文学
ニコライ・レスコフ「僧院の人々――年代記」
イワン・シメリョフ「レストランのボーイ」
アンドレイ・ベールイ「銀の鳩」
コンスタンチン・フェージン「都市と歳月」
ワレンチン・カターエフ「孤帆は白む」
レオニード・レオーノフ「泥棒」
ブルーノ・ヤセンスキー「パリを焼く」
ミハイル・ショーロホフ「ドン物語」

第6章 南北欧、ラテンアメリカ、アジアの文学
エルサ・モランテ「禁じられた恋の島」
ラファエル・サンチェス・フェルロシオ「アルファンウイの才覚と遍歴」
シグリ・ウンセット「花嫁の冠」
ミゲル・アンヘル・アストリアス「大統領閣下」
ジョアン・ギマランエス・ローザ「大いなる奥地」
老舎「趙子曰」

二組ある『東京の人』――あとがきにかえて

著者プロフィール

近藤 健児  (コンドウ ケンジ)  (

1962年、愛知県生まれ。中京大学経済学部教授。専攻は国際経済学。著書に『絶版文庫万華鏡』『絶版新書交響楽――新書で世界の名作を読む』『辺境・周縁のクラシック音楽2――中・東欧篇』『辺境・周縁のクラシック音楽1――イベリア・ベネルクス篇』『クラシックCD異稿・編曲のたのしみ』『絶版文庫交響楽』(いずれも青弓社)、『現代経済の諸問題と国際労働移動』『環境、貿易と国際労働移動』『国際労働移動の経済学』(いずれも勁草書房)、『The Economics of International Immigration: Environment, Unemployment, the Wage Gap, and Economic Welfare』(Springer)、共著に『クラシック偽作・疑作大全』『クラシックCD異稿・編曲のよろこび』『絶版文庫嬉遊曲』『絶版文庫四重奏』『絶版文庫三重奏』(いずれも青弓社)、『イタリアから学ぶ外国人労働者問題』(創成社)ほか多数。

上記内容は本書刊行時のものです。