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就活の社会学 妹尾 麻美(著/文) - 晃洋書房
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就活の社会学 (シュウカツノシャカイガク) 大学生と「やりたいこと」 (ダイガクセイトヤリタイコト)

社会科学
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発行:晃洋書房
四六判
250ページ
定価 4,200円+税
ISBN
978-4-7710-3693-2   COPY
ISBN 13
9784771036932   COPY
ISBN 10h
4-7710-3693-4   COPY
ISBN 10
4771036934   COPY
出版者記号
7710   COPY
Cコード
C3036  
3:専門 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年1月30日
書店発売日
登録日
2022年12月27日
最終更新日
2023年2月8日
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書評掲載情報

2023-12-23 朝日新聞  朝刊
評者: 藤田結子(東京大学准教授)
2023-04-23 読売新聞  朝刊
評者: 牧野邦昭(慶應義塾大学教授・経済学者)
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紹介

なぜ大学生は「やりたいこと」や熱意を問われ,語るようになっていくのか?
労働市場媒介者が果たす役割と大学生の状況の定義を明らかにし,就職情報サービスと彼らの行為によって成り立つ「就活」の仕組みを解明する.

目次

序 章 就活を考える
  1 はじめに
  2 本書の位置づけと意義
  3 用語の定義
  4 調査対象と方法
  5 本書の構成

第1章 ライフコースの個人化と移行、労働市場の変容
  1 自由応募の就職活動とは
  2 ライフコース選択と移行
  3 日本的雇用慣行と労働市場
  4 自由応募の就職活動を捉えるために

第2章 キャリア教育が想定する労働市場と現実
  1 大学教育・キャリア教育・就職支援
  2 キャリア教育の背景と研究
  3 調査概要
  4 キャリア教育と就職支援の共通点と相違点
  5 なぜキャリア概念は曖昧になるのか

第3章 一九九〇年代から二〇〇〇年代にかけての就職-採用活動の変化
  1 ナビサイトの勃興
  2 就職-採用活動の長期化・早期化・煩雑化
  3 長期化・早期化・煩雑化の再検討
  4 企業・就職情報サービス・大学生の変化
  5 企業を欲望する場

第4章 仮定法を求められる大学生
  1 仕事について語る契機
  2 時期区分と調査概要
  3 就職活動プロセスでの意味づけ
  4 「やりたいこと」がもたらす帰結

第5章 「やりたいこと」就活の陥穽
  1 決められなさをもたらす「やりたいこと」
  2 終わらない就活
  3 「やりたい」と語ることの困難

第6章 就職活動プロセスにおける女子大学生のライフコース展望
  1 女子大学生と戦後日本型ライフコース
  2 資料と調査概要
  3 労働市場で示されるメッセージと女子大学生のライフコース展望
  4 就職-採用におけるフィードバック効果

第7章 私立中堅γ大学の就職活動プロセス
  1 自由応募の就職活動の外側
  2 中位・下位校における就職活動
  3 調査概要
  4 働くことに対する認識
  5 ホワイトカラーを前提とした活動

終 章 自由応募の就職活動のゆくえ
  1 本書の知見
  2 イベント型の就職活動の形成
  3 労働市場の社会学への貢献
  4 教育から労働への移行研究への貢献
  5 ライフコースの個人化と就職情報サービス
  6 今後の課題とアフターコロナの就職-採用活動

あとがき
付  表
参考文献
索  引

著者プロフィール

妹尾 麻美  (セノオアサミ)  (著/文

大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位修得退学,博士(人間科学).現在,同志社大学文化情報学部助教. 「就職活動過程における女子大学生のライフコース展望」(『年報教育の境界』第16号,2019年),「求人メディア利用の変化から『人=メディア』を考える」(岡本健・松井広志編『ポスト情報メディア論』ナカニシヤ出版,2018年).

上記内容は本書刊行時のものです。