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ガッツせんべい
4コマまんが77選
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2025年3月20日
- 書店発売日
- 2025年3月21日
- 登録日
- 2025年1月10日
- 最終更新日
- 2025年3月14日
紹介
本書は、月刊誌『ヒューマンライツ』(部落解放・人権研究所発行)に17年連載された4コマまんがから77点を選び再構成した。折々の出来事をユーモラスに描き、教育者の目で綴られたエッセイは肩ひじ張らずに人権を語る。
目次
はじめに
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1 ケータイと子どもの安全
2 なんでこうなるの?
3 いいお父さん?
4 コミュニケーション
5 あたりまえ?
6 お釜VS電子炊飯ジャー
7 いのち
8 携帯空間「自分の部屋」
9 ママとパパのちがい
10 ネーミング
11 「エビデンス」って?
12 ピシッと整列する意味は?
13 Qちゃんは、何年生?
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14 親子の絆!?
15 〝いい子〟って!?
16 逃げられた!?
17 見えない学力!?
18 栄養ドリンク
19 過労死はいやだ!
20 チャボ大作戦
21 放射線管理区域
22 高度情報化社会と個人情報
23 追い立てられる
24 働き方改革
25 知ってますか!? SDGs
26 生きる目的とは
27 誰のための政治か!
28 思い込み
29 「働き方改革」って!?
30 AIロボット
ほのぼの
31 ステキなリボン
32 4学期
33 時間
34 覚えてなくても……
35 運動会
36 学ぶよろこび
37 学習とは……
38 知らない人を見かけたら……
39 みんなリーダー
40 ハグ
41 蹴鞠
42 背中がかゆい
43 ママのセンセー
あるある
44 家庭訪問
45 夢の超特急
46 マンガのタネ
47 雪よ降れ!
48 もちあじ
49 ダイヤル式電話機
50 ルールとは?
51 考えてます
52 気を使う子どもたち
53 早口ことば
54 てるてるぼうず
55 ナイショにしてね
56 ドキドキの始業式
57 先生はユーチューブ
58 せんせー トイレ!
あっぱれ
59 忘れ物
60 共に生きる
61 大人になったら?
62 スクスク育て
63 笑顔
64 くまのプーさんの名言
65 気づかなかった……
66 春の遠足
67 それぞれの幸せ
68 アサガオ
69 鏡の実験
70 ある先輩の言葉
71 元気出てきた!
トピック コロナと学校
72 内閣ソーリー大臣
73 当たり前の日常を失うということ
74 休校が続く中で
75 春は必ず来る
76 ソーシャルディスタンス
77 うまくなった? 腹話術
応援メッセージ
私のせいです、久保さん! 斉加尚代
その人 長谷川義史
久保先生、くぼちゃんこと、ガッツせんべい! 長野ヒデ子
やさしさと強さと 玉木幸則
おわりに
黒板画・版画 久保 敬
※本書は17年にわたって発表した作品を再構成したものです。基本的に表記は当時のままです。
※まんがの右下に掲載された『ヒューマンライツ』の年月と号数を表示しました。
前書きなど
4コマまんが『ガッツせんべい』を描き始めて、気がつけば25年が過ぎました。
1999年、地域人権教育推進委員会[北区・淀川区・東淀川区]の事務局担当になり、担当する3区内の大阪市立幼・小・中・高の教職員に向けて、月2~3回、人権教育に関するニュースレター『じんけん』を発行することになりました。苦労して書いた『じんけん』が、勤務校でも配った直後にごみ箱行きになっているのを目にして、せめて手に取ってもらいたいと、思いついたのが4コマまんがでした。
しかし、「人権に漫画とは不謹慎ではないか」というご意見が、教育委員会に寄せられたこともあり、時々載せていました。すると、半年ほど経った頃、今度は「なぜ4コマ漫画が毎回載っていないのか」というご意見が寄せられ、『ガッツせんべい』はレギュラーの座を獲得したのでした。
2004年には、100号記念の4コマまんが集をつくり、全国人権・同和教育研究大会大阪大会で販売しました。
2005年には学級担任に戻り、2006年には指導主事になりましたが、なんとなく『ガッツせんべい』を描き続けていました。
2007年、メディア・リテラシーに関する教員向け手引書を教育委員会で作成することになり、アドバイスいただいたのが、当時、部落解放・人権研究所で月刊誌『ヒューマンライツ』を編集しておられた西村寿子さんでした。たまたま100号記念の4コマまんが集をお見せしたことがきっかけで、『ヒューマンライツ』での連載が2008年4月より始まりました。あれから17年、2025年1月で、ちょうど200号となりました。
2021年5月、当時の松井一郎大阪市長に「提言書」を出し、注目を集めたことで、『ガッツせんべい』を思い出してくださる方も少なくありませんでした。そこで、100号記念の4コマまんが集の復刻版を、知る人ぞ知る友人の足立須香さんが作ってくれました。そのうえ、文楽せんべい本舗さんにお願いして、本物のせんべいまで作ってくれました。そもそも「何で〝せんべい〟なのか」とよく聞かれるのですが、左の4コマまんがを見てもらえば、由来がわかると思います。
今回、『ヒューマンライツ』に連載された作品の中から、77編を選んで一冊にまとめました。「あるある!」とか「ないない!」とか言いながら、楽しく読んでもらえたらうれしいです
版元から一言
4コマまんが「ガッツせんべい」は、大阪市立幼・小・中・高の教職員に向けて、月2~3回、人権教育に関するニュースレター『じんけん』と月刊誌『ヒューマンライツ』(部落解放・人権研究所発行)に26年にわたって連載された。本書は、『ヒューマンライツ』に連載された17年の作品の中から77点を選んで再構成したものである。折々の出来事をユーモラスに描き、教育者の目でとらえ綴られたエッセイは、子どもたちへの愛にあふれている。日々の暮らしを慈しみ真摯に生きる一教師のつぶやきは、肩ひじ張らずに人権を語り心にしみる。向き合う姿勢とその人柄は「応援メッセージ」に寄せられたように異なる業界に住む人からも太鼓判の折り紙付きだ。
上記内容は本書刊行時のものです。