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村上春樹と魯迅そして中国
発行:早稲田大学出版部
新書判
260ページ
定価
900円+税
- 書店発売日
- 2021年12月21日
- 登録日
- 2021年11月17日
- 最終更新日
- 2021年11月25日
書評掲載情報
2022-01-30 | 読売新聞 朝刊 |
2022-01-15 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
村上春樹の文学世界を読み解く「記号」は中国であると考える著者が、「猫好きの村上春樹」と「猫嫌いで小鼠好きの魯迅」を照らし合わせることで、二人の文学世界を掘り下げる本書。 手掛かりは「魯迅」と「父親の中国戦線従軍体験」。そして「中国文化の村上受容」と「高橋和巳」。 比較文学的手法を駆使する著者にいざなわれ、村上文学の深淵をのぞくとき、その先には別の深甚なる世界が待ち受けていた―。村上が中国をどう見て、中国が村上をどう見ているのか。そして中国人は村上文学をどのように読んでいるのか。それらの考察を本書でくまなく展開する。「早稲田大学創立者・大隈重信没後 100 周年」( 2021年1 月10 日)の特別企画第2弾。
目次
第1章 村上春樹と魯迅
第2章 男子学生の帰省と中年男の帰郷
第3章 裏切りと再会、遠い中国と懐かしい日本
第4章 満洲国の記憶
──『羊をめぐる冒険』と高橋和巳『堕落』
第5章 「トニー滝谷」と『ねじまき鳥クロニクル』
第6章 中国における村上批判
第7章 村上文学の中の戦争の記憶
上記内容は本書刊行時のものです。