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ワクチンの噂 ハイジ・J・ラーソン(著/文) - みすず書房
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ワクチンの噂 (ワクチンノウワサ) どう広まり、なぜいつまでも消えないのか (ドウヒロマリナゼイツマデモキエナイノカ)

社会一般
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発行:みすず書房
四六判
重さ 390g
256ページ
定価 3,400円+税
ISBN
978-4-622-09052-6   COPY
ISBN 13
9784622090526   COPY
ISBN 10h
4-622-09052-X   COPY
ISBN 10
462209052X   COPY
出版者記号
622   COPY
Cコード
C0030  
0:一般 0:単行本 30:社会科学総記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年11月10日
書店発売日
登録日
2021年9月25日
最終更新日
2021年10月29日
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書評掲載情報

2022-05-01 産經新聞  朝刊
2022-01-22 日本経済新聞  朝刊
2022-01-15 朝日新聞  朝刊
2021-12-25 毎日新聞  朝刊
評者: 内田麻理香(東京大学特任准教授)
2021-12-18 毎日新聞  朝刊
評者: 内田麻理香(東京大学特任准教授・科学技術社会論)
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紹介

〈私は、噂の重要性を次のように見ている。すなわち、公的な情報源から提供されない場合に答えを求める手段、不確かなリスクに直面したときに集団で意味づけをする手段、公的な経路ではまだ認識されていない予見できないリスクについての新情報を伝える合図としての重要性である〉

「ワクチンを打つと不妊になる」「ワクチンを打つと自閉症になる」――。予防接種という世界的なプロジェクトの誕生以来、私たちはワクチンをめぐって常に噂やデマに翻弄されつづけてきた。
それらの噂やデマは単に街の噂話から立ち上り拡散されていくのでなく、時の政権やエリートへの不信感のなかに、そして宗教的指導者や科学者の発言のなかに火種が隠されていることもある。さらに、ソーシャルメディアに慣れ親しんだ今日の私たちは、容易に噂のパンデミックに曝される危機に陥っているのだ。
ワクチンをめぐる噂やデマはどのように生まれ、どう広まり、なぜ疑いようのない事実のようにいつまでも消え去らないのか? ワクチンの信頼性をめぐる国際的な研究プロジェクトを率いてきた人類学者が、多様な背景より湧き上がる噂の生態系を明らかにする。[解説・磯野真穂]

目次

プロローグ
謝辞

イントロダクション
第1章 噂について
第2章 尊厳と不信
第3章 リスクについて
第4章 意見の流動性
第5章 山火事
第6章 感情の伝染
第7章 信念の力
第8章 パンデミックと市民

解説(磯野真穂)
原註
索引

著者プロフィール

ハイジ・J・ラーソン  (ハイジラーソン)  (著/文

(Heidi J. Larson)
1957-。ロンドン大学衛生熱帯医学大学院人類学教授、リスクデシジョン・サイエンス教授。ワシントン大学ヘルスメトリクス・サイエンス臨床教授。ワクチン・コンフィデンス・プロジェクトの創設者。クラーク大学国際開発学部准教授、ハーバード大学公衆衛生大学院リサーチフェローを歴任。ユニセフでグローバル予防接種コミュニケーション部門を率いた。

小田嶋由美子  (オダジマユミコ)  (翻訳

(おだじま・ゆみこ)
翻訳家。明治大学大学院法学研究科修了。訳書にヤング『インターネット中毒』(毎日新聞社 1998)アング『デジタル写真大事典』(共訳 エムピーシー 2005)ガワンデ『予期せぬ瞬間』(共訳 みすず書房 2017)ウェスタビー『鼓動が止まるとき』(みすず書房 2018)プリスビロー『意識と感覚のない世界』(みすず書房 2019)コセフ『ネット企業はなぜ免責されるのか』(みすず書房 2021)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。