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フェミニスト経済学ハンドブック グンセリ・ベリック(編) - 法政大学出版局
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フェミニスト経済学ハンドブック (フェミニストケイザイガクハンドブック)

哲学・宗教
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A5判
798ページ
上製
価格 9,000 円+税   9,900 円(税込)
ISBN
978-4-588-64551-8   COPY
ISBN 13
9784588645518   COPY
ISBN 10h
4-588-64551-X   COPY
ISBN 10
458864551X   COPY
出版者記号
588   COPY
Cコード
C3033  
3:専門 0:単行本 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2026年2月3日
書店発売日
登録日
2025年11月19日
最終更新日
2026年2月3日
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書評掲載情報

2026-08-15 日本経済新聞  朝刊
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紹介

フェミニスト経済学の目標は、すべての子ども、女性、男性の生活条件を改善することにある。従来の経済学において不可視化されてきたアンペイド・ケアワークの問題を分析し、ジェンダー、セクシュアリティのみならず階級、カースト、人種やエスニシティが交差して生じる差別や抑圧、経済的不平等の構造を解体するための50章。これからの政治経済・社会問題を論じるための基礎知識がここにある。

目次

ラウトレッジ『フェミニスト経済学ハンドブック』について
刊行にあたって(グンセリ・ベリック/エブル・コンガー)

1 フェミニスト経済学におけるソーシャル・プロヴィジョニング・アプローチ──研究の展開(グンセリ・ベリック/エブル・コンガー)

I 中核概念と枠組み

2 開発経済学へのフェミニストの挑戦(ルルデス・ベネリア/ギータ・セン)
3 フェミニスト政治経済学(スミリティ・ラオ/A. ハルーン・アクラム=ロディ)
4 フェミニスト制度派経済学(エレン・ムタリ)
5 家父長制的システムを概念化する(ナンシー・フォルブレ)
6 フェミニスト・エコロジカル経済学(パトリシア・E. パーキンス)
7 ケイパビリティ・アプローチ(イングリッド・ロベインス)
8 人権とフェミニスト経済学(ラディカ・バラクリシュナン/ジェームズ・ハインツ)
9 ケアワーク(キャサリン・A. ムース)
10 フェミニスト経済学におけるエージェンシーの3つの側面──ケイパビリティ、エンパワーメント、シティズンシップ(ナイラ・カビール)
11 「分離する自己」「溶解する自己」を超えて(ジュリー・A. ネルソン)
12 インターセクショナルなアイデンティティと分析(ニーナ・バンクス)

II 手法、方法論、測定

13 フェミニストによる量的手法の使用(ジョイス・P. ジェイコブセン)
14 フェミニスト研究における質的/解釈主義的方法論(ペレグリン・シュワルツ=シェ)
15 時間配分と生活時間調査(マリア・S. フローロ)
16 ウェルビーイングの測定(イレーネ・ファン・スタフェレン)

III プロヴィジョニングのための資源

17 労働力の女性化と5つの神話(ジェーン・ハンフリーズ/カルメン・サラスア)
18 アメリカ労働市場におけるジェンダー差別(ハイジ・ハートマン/ジェシカ・ミリー)
19 コンティンジェントワークとギグエコノミー(デボラ・M. フィガート)
20 グローバルサウスにおける労働市場とインフォーマル労働(アルマ・エスピーノ/ダニエラ・デ・ロス・サントス)
21 国際貿易とグローバルサウスにおける女性労働者(ニディヤ・メノン/ヤナ・ファン・デル・ムーレン・ロジャース)
22 アフリカにおける農村女性の生計と食料安全保障(ドゾジ・チカタ/ガートルード・ジファ・トルヴィケイ)
23 グローバルな移民とケアチェーン(サラ・ガミッジ)
24 セックスワークと人身取引(フランチェスカ・ベッティオ)
25 改革・開放以降の中国における女性労働(董暁媛/フィオナ・マクファィル)
26 移行経済における市場改革(ミーケ・ミュアース)
27 環境資源とジェンダー不平等──利用、劣化、保全(ビーナ・アガルワル)
28 貧 困(イペック・イルッカラジャン/エメル・メミシュ)
29 アメリカと西欧における家族形成(エレーン・マクレート)
30 カップル内ジェンダー分業(リサ・ギディングス)
31 世帯内意思決定と資源配分(シェリル・ドス)
32 グローバルサウスにおける資産・富・所有権(カルメン・ダイアナ・ディーア/アベナ・D. オドゥーロ)
33 親密なパートナーによる暴力(ジャクリーン・ストレニオ)
34 リプロダクティブヘルスと経済的エンパワーメント(ケリー・M. ジョーンズ/アナ・バーンスタイン)

IV 制度と政策

35 ジェンダーと経済成長(ステファニー・セグィーノ)
36 ケアとマクロ経済(エリッサ・ブラウンステイン)
37 経済危機の分析をジェンダー化する(ジル・ルベリ)
38 脱成長(コリーナ・デングラー)
39 EUのケアレジーム(ヤネケ・プランテンガ)
40 アメリカにおけるワーク・ファミリー政策の分断(ランディ・アルベルダ)
41 グローバルサウスにおけるケア政策(ヴァレリア・エスキヴェル)
42 アメリカの団体交渉と労働組合(タニマ・アーメッド/アリアン・へゲウィッシュ)
43 アメリカの経済学における包摂性の探求──50年にわたるゆるやかな歩み(ロンダ・ヴォンシェイ・シャープ)

V 国際ガバナンスとソーシャル・プロヴィジョニング

44 グローバルサウスにおけるグループ型金融サービス──社会的有効性に関するエビデンスの検証(ランジュラ・バリ・スウェイン/スプリヤ・ガリキパティ)
45 持続可能な開発目標──フェミニスト経済学の視点からの考察(シャーラ・ラザヴィ)
46 グローバル社会政策(コリーナ・ロドリゲス・エンリケス)
47 ジェンダー予算(ダイアン・エルソン)
48 スマートエコノミクス(エリザベート・プリューグル)
49 国際労働基準と三者構成主義(デヴィッド・クチェラ)
50 協同組合(シメル・エシム)

訳者代表あとがき(藤原千沙)
索 引

著者プロフィール

グンセリ・ベリック  (ベリック グンセリ)  (

グンセリ・ベリック(Günseli Berik)
アメリカ・ユタ大学名誉教授。専門領域は開発経済学、ジェンダーと開発、フェミニスト経済学、エスニシティ・ジェンダー・階級に関する政治経済学。2010年から2017年までFeminist Economics誌編集長。国際労働機関(ILO)、国連開発計画(UNDP)、国連社会開発研究所(UNRISD)、国際女性機関(UN Women)、世界銀行のコンサルタントを務め、近年はUNDPおよびUN Womenとの協力のもと、新しいジェンダー平等・女性のエンパワーメント指数の開発にかかわっている。

エブル・コンガー  (コンガー エブル)  (

エブル・コンガー(Ebru Kongar)
アメリカ・ディキンソン大学教授。専門領域は、脱工業化、オフショアリング、アメリカ経済における大不況などのマクロ経済的動向がジェンダー化された生活時間や労働市場のアウトカムに与える影響。Feminist Economics誌編集委員、バード大学レヴィ経済研究所のジェンダー平等・経済プログラム研究員も務める。

日本フェミニスト経済学会  (ニホンフェミニストケイザイガッカイ)  (

日本フェミニスト経済学会(ニホンフェミニストケイザイガッカイ)
2008年創設。経済学や経済諸問題に関する、フェミニズム・ジェンダー視点からの探求を前進させるため活動する。研究者、政策立案者、活動家たちと交流し、さらに、経済学以外の諸分野における成果から学びつつ、専門領域を超えて学際的に課題の究明に取り組むことを目指している。

追記

訳者紹介

藤原 千沙(フジワラ チサ)
法政大学大原社会問題研究所教授。担当:1章。

長田 華子(ナガタ ハナコ)
茨城大学人文社会科学部准教授。担当:2章。

足立 眞理子(アダチ マリコ)
お茶の水女子大学名誉教授。担当:3、11、37章。

金井 郁(カナイ カオル)
埼玉大学大学院人文社会科学研究科教授。担当:4、10章。

中村 雪子(ナカムラ ユキコ)
お茶の水女子大学基幹研究院研究員。担当:5、50章。

伊田 久美子(イダ クミコ)
大阪府立大学(現大阪公立大学)名誉教授。担当:6、9章。

板井 広明(イタイ ヒロアキ)
専修大学経済学部教授。担当:7、8章。

徐阿貴(ソ アキ)
福岡女子大学国際文理学部教授。担当:12、30章。

川口 章(カワグチ アキラ)
同志社大学政策学部教授。13、18章。

大橋 史恵(オオハシ フミエ)
お茶の水女子大学ジェンダー研究所准教授。担当:14、25、26章。

藤野 敦子(フジノ アツコ)
京都産業大学現代社会学部教授。担当:15章。

飯沼 健子(イイヌマ タケコ)
専修大学経済学部教授。担当:16、45章。

三山 雅子(ミツヤマ マサコ)
同志社大学社会学部元教授。担当:17章。

平野 恵子(ヒラノ ケイコ)
横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院准教授。担当:19、48章。

堀 芳枝(ホリ ヨシエ)
早稲田大学社会科学総合学術院教授。担当:20、21、38章。

岩島 史(イワシマ フミ)
京都大学大学院経済学研究科講師。担当:22、44章。

小ヶ谷 千穂(オガヤ チホ)
フェリス女学院大学グローバル教養学部教授。担当:23、32章。

大野 聖良(オオノ セラ)
お茶の水女子大学基幹研究院研究員。担当:24、28章。

古沢 希代子(フルサワ キヨコ)
東京女子大学現代教養学部教授。担当:27、34章。

新井 美佐子(アライ ミサコ)
名古屋大学大学院人文学研究科准教授。担当:29、39章。

大野 恵理(オオノ エリ)
獨協大学外国語学部専任講師。担当:31、41章。

小川 真理子(オガワ マリコ)
東京大学多様性包摂共創センター特任准教授。担当:33章。

山本 由美子(ヤマモト ユミコ)
岡山大学学術研究院共通教育・グローバル領域(グローバル・ディスカバリー・プログラム)教授。担当:35、36章。

田宮 遊子(タミヤ ユウコ)
神戸学院大学経済学部教授。担当:40章。

山田 和代(ヤマダ カズヨ)
滋賀大学経済学部教授。担当:42、49章。

中原 朝子(ナカハラ トモコ)
神戸大学インクルーシブキャンパス&ヘルスケアセンター・ジェンダー平等推進部門主任政策研究職員。担当:43章。

落合 絵美(オチアイ エミ)
岐阜大学男女共同参画推進室助教。担当:46章。

市井 礼奈(イチイ レイナ)
オーストラリア・ロイヤルメルボルン工科大学大学院講師。担当:47章。

上記内容は本書刊行時のものです。