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ヒロシマ・パラドクス 根本雅也(著) - 勉誠出版
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ヒロシマ・パラドクス (ヒロシマパラドクス)

歴史・地理
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発行:勉誠出版
四六判
288ページ
定価 3,200円+税
ISBN
978-4-585-23063-2   COPY
ISBN 13
9784585230632   COPY
ISBN 10h
4-585-23063-7   COPY
ISBN 10
4585230637   COPY
出版者記号
585   COPY
Cコード
C0030  
0:一般 0:単行本 30:社会科学総記
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年5月28日
最終更新日
2018年6月8日
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書評掲載情報

2018-09-15 朝日新聞  朝刊
評者: 西崎文子(東京大学教授・アメリカ政治外交史)
2018-08-05 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 田仲康博(国際基督教大学教授)
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紹介

広島への原爆投下が、人類すべての過ちとなり、普遍化されていく歴史的・社会的背景を追う。
沈黙を強いる静かな祈りや、自明視される経験の継承の背後で見えなくなっていた、原爆体験者ひとりひとりの痛み、恐れ、悲しみ、そして怒りの声をすくいあげ、戦後日本のかかえる矛盾を問い直す。

目次

序 章 ヒロシマの普遍主義

第一部 創られたヒロシマ―普遍主義の力学
第一章 占領と復興―普遍主義の誕生
第二章 原水爆禁止運動と広島―人道主義と超政治的立場
第三章 原水爆禁止運動の分裂と広島市行政―権力の拡大

第二部 遺産化する被爆体験―継承の力学
第四章 被爆体験の遺産化―被災の資料と記録の運動
第五章 継承の制度化―体験を語る活動と教育

第三部 生きている原爆―暴力の力学
第六章 傷と痛み
第七章 ホウシャノウが現れるとき
第八章 死者とともに生きる

終 章 反原爆の立場―もうひとつの普遍主義

あとがき
引用文献
初出一覧
索 引

著者プロフィール

根本雅也  (ネモトマサヤ)  (

1979年生まれ。日本学術振興会特別研究員(PD)。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。
主な著書・論文に、「証言者になること―広島における被爆者の証言活動のメカニズム」(『日本オーラル・ヒストリー研究』第11号、日本オーラル・ヒストリー学会、2015年9月、pp.173-192)、「非政治的な価値をめぐる政治性―広島と人道主義」(足羽與志子・中野聡・吉田裕編『平和と和解―思想・経験・方法』旬報社、2015年、pp.145-175)、Story of Hiroshima: Life of an Atomic Bomb Survivor. Education About Asia. Association for Asian Studies. Vol. 20: 2 (Fall 2015). pp.53-57, 2015. などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。