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ドイツ史1866-1918(下)
労働世界と市民精神
- 書店発売日
- 2023年2月1日
- 登録日
- 2022年11月29日
- 最終更新日
- 2023年1月12日
紹介
名著の誉れ高い「新しい古典」、待望の続巻
本書は、『ドイツ史1800-1866 市民世界と強力な国家 (上・下)』に続く、「19世紀ドイツ史三部作」の第二巻目だ。ドイツ帝国の成立を挟んで第一次世界大戦に至るまでのドイツが、「アンビバレント」な側面と問題性を孕みながらも、「モダン」な社会と文化に向かってダイナミックな発展を遂げていく様子が、社会・経済から宗教・教育・学問・芸術まで、分野ごとに詳述される。
ハンス=ウルリヒ・ヴェーラーは本書を「極めて傑出した総合を成し遂げた」歴史書と称えている。またゲルハルト・A・リッターも、「ほとんどいかなる人にもまさって、私たちの祖父や曾祖父の世界を知り、理解することを教えてくれた」と述べている。
本書は、「生活世界の全体を包括する歴史を提供する」こと、「経済、国制、階級、階級闘争、産業化、日常生活とメンタリティ、そして大いなる文化などについての多くのそれぞれの歴史を包括する歴史」を企図して執筆された、まさに圧巻の全体史だ。「ドイツ歴史家賞」受賞の巨匠による、社会史と精神文化史。
(政治史を扱う「三部作」の最終巻の邦訳も企画中。)
目次
第12章 教会と宗教
第1節 カトリック
第2節 プロテスタント
第3節 非教会派と宗教
第4節 総括─基本的な事実としての宗派対立
第13章 教育制度
第1節 学校
a 民衆学校
b 中等学校
c 女子学校
d 大いなる改革運動
第2節 大学
第3節 学問─経済─大規模研究
第4節 ドイツの教授たちとドイツの政治─ドイツの独自の道
第14章 学問
第1節 自然科学
第2節 科学としての医学
第3節 自然科学と世界像
第4節 中間領域:心理学
第5節 精神諸学
第6節 法学
第7節 経済学と社会科学
第8節 中間総括
第15章 芸術
第1節 絵画
第2節 建築
第3節 工芸と産業的造形
第4節 記念碑と彫刻
第5節 音楽
第6節 文学
第7節 劇場
第16章 プレス
第17章 陰の線
あとがき
訳者あとがき
主要人名索引
参考文献
上記内容は本書刊行時のものです。