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スギと広葉樹の混交林 蘇る生態系サービス 清和 研二(著/文) - 農山漁村文化協会
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スギと広葉樹の混交林 蘇る生態系サービス (スギトコウヨウジュノコンコウリン ヨミガエルセイタイケイサービス)

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A5判
縦210mm 横148mm 厚さ14mm
重さ 362g
212ページ
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-540-21158-4   COPY
ISBN 13
9784540211584   COPY
ISBN 10h
4-540-21158-7   COPY
ISBN 10
4540211587   COPY
出版者記号
540   COPY
Cコード
C0061  
0:一般 0:単行本 61:農林業
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年9月20日
書店発売日
登録日
2022年7月18日
最終更新日
2022年9月13日
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書評掲載情報

2023-01-21 毎日新聞  朝刊
評者: 中島岳志(東京工業大学教授・政治学)
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紹介

戦後の拡大造林によって全国隅々まで広がったスギ人工林は水質浄化や洪水防止、持続的生産といった生態系サービスを著しく損なっている。それでは生態系サービスを向上させる森林とはどのようなものか。東北大学の試験地のスギ林での無間伐区、弱度間伐区、強度間伐区の比較研究によって、通常の林業経営で行われるような弱度間伐ではなく、広葉樹との混交化がすすむような強度間伐でこそ生態系サービスが改善することをメカニズムを含めて示す。あわせてスギ天然林のような本来の生態系を取り戻す植栽や制御、間伐のあり方を提案する。
【目次】
序章 スギの林冠に近づく広葉樹 ――尚武沢試験地の今

Ⅰ部 蘇る生態系サービス
1章 水質の浄化 ――きれいな水が飲める
2章 生産力の向上――林冠に転流する大量の窒素

3章 持続する生産力――窒素は巡る
4章 洪水や渇水を防ぐ
5章 クマを山に留める――足ることを知らしめる
Ⅱ部 スギと広葉樹の混交林をつくる――自分の山でやってみる
6章 目標は地域のスギ天然林
7章 天然更新で混交林を目指す――尚武沢間伐強度試験の20年
8章 人工植栽で混交林をつくる
9章 広葉樹の良質材をつくる ――曲がりや太枝を抑制する方法
10章 巨木林を目指す全層間伐――間伐木を利用しながら
11章 制度を練り直す――進歩する科学に依拠して

目次

序章 スギの林冠に近づく広葉樹 ――尚武沢試験地の今

Ⅰ部 蘇る生態系サービス
1章 水質の浄化 ――きれいな水が飲める
2章 生産力の向上――林冠に転流する大量の窒素

3章 持続する生産力――窒素は巡る
4章 洪水や渇水を防ぐ
5章 クマを山に留める――足ることを知らしめる
Ⅱ部 スギと広葉樹の混交林をつくる――自分の山でやってみる
6章 目標は地域のスギ天然林
7章 天然更新で混交林を目指す――尚武沢間伐強度試験の20年
8章 人工植栽で混交林をつくる
9章 広葉樹の良質材をつくる ――曲がりや太枝を抑制する方法
10章 巨木林を目指す全層間伐――間伐木を利用しながら
11章 制度を練り直す――進歩する科学に依拠して

著者プロフィール

清和 研二  (セイワ ケンジ)  (著/文

1954 年、山形県櫛引村黒川(現・鶴岡市黒川)生まれ。北海道大学農学部卒業。
北海道林業試験場で広葉樹の芽生えの姿に感動し、種子の散布から発芽・成長の仕組みを研究する。針葉樹人工林の施業にも長く関わり、生態系と調和した1000年続く林業を夢みる。東北大学大学院農学研究科教授を経て、現在同名誉教授。
戦後開拓の放棄田跡に住み、クマ・カモシカ・タヌキ・キジ・コルリ・マムシ・オニヤンマなどとの生活圏の境界の曖昧さに一喜一憂しながら暮らしている。
趣味は焚き火、植物スケッチ、食物の採取と栽培、木工、ハンモック。
単著に『多種多様の森』『樹は語る』『樹と暮らす』『樹に聴く』(以上、いずれも築地書館)、編著・共著に『発芽生物学』『森の芽生えの生態学』(いずれも文一総合出版)、『樹木整理生態学』『森林の科学』(いずれも朝倉書店)『日本樹木誌』(日本林業調査会)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。