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プライベート・エクイティ資本主義が世界を食い尽くす ブレンダン・バルー(著) - 東洋経済新報社
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【利用可否不明】

プライベート・エクイティ資本主義が世界を食い尽くす (プライベートエクイティシホンシュギガセカイヲクイツクス)

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四六判
縦188mm 横128mm 厚さ25mm
重さ 381g
400ページ
定価 3,200 円+税   3,520 円(税込)
ISBN
978-4-492-44497-9   COPY
ISBN 13
9784492444979   COPY
ISBN 10h
4-492-44497-1   COPY
ISBN 10
4492444971   COPY
出版者記号
492   COPY
Cコード
C3033  
3:専門 0:単行本 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年9月8日
書店発売日
登録日
2026年6月15日
最終更新日
2026年8月20日
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書評掲載情報

2026-08-29 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 根井雅弘(京都大学教授)
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紹介

医療、住宅、小売など私たちの生活に浸透するプライベート・エクイティ(PE)。
ビジネスモデルや手法を解説するのみならず、代表的、象徴的なターゲット業種に焦点を当てて、豊富な事例を検証。
法の抜け穴や政府の支援を悪用し、買収した企業を破綻に追い込みながら富を搾取する「略奪」のカラクリを暴く。
同時に、暴走を食い止める具体的な改革案も提示する。

リーマンショック以降勢いを失った投資銀行に代わって、プライベート・エクイティ(PE。KKR、ブラックストーン、カーライルなどの投資ファンド)が金融支配、金融化の先兵として猛威を振るっている。
2021年、PEは、GDPの約5パーセントに相当する、1.2兆ドルもの企業買収を行った。 そのターゲットは幅広く、スーパーマーケットなどの小売業者から、飲食店、賃貸住宅、医療機関、介護施設、果ては大学や刑務所にいたるまで触手を伸ばしている。
もはや、「知らぬ間にPEに囲まれて暮らしている」と言っても過言ではない状況だ。
そして、金融危機の火種として最近注目を集めている「プライベート・クレジット」 の担い手も、やはりPEである。
本書は、PEが庶民の生活にいかに広く深く食い込み、悪影響を及ぼしているか、そしていかに格差拡大やシステミックリスク拡大に寄与しているかを明らかにしていく。
PEのビジネスモデルや手法を解説するのみならず、PEの代表的、象徴的なターゲット業種に焦点を当てて、豊富な事例を検証。
また、さまざまな政府機関がPEの所業を黙認あるいは後押ししてきたことを暴露する。
最後に、いわば「PE資本主義」ともいうべきものをどのように修正すべきか、提言する。

目次

序論  富の独占、再び――われわれは残酷な「第2次金ぴか時代」に生きている

【第1部 彼らはいかにして富を吸い上げるのか】

第1章 他人の金で儲ける――失敗しても損失は軽微、成功すればリターンは無限大

第2章 持ち家の夢を打ち砕く――戸建て住宅を大量購入し、賃貸住宅化して家賃をつり上げる巨大悪徳家主

第3章 トイザらスの倒産は本当にアマゾンのせいだったのか――買収先企業を破産に追い込んで、骨の髄までしゃぶり尽くす

第4章 高齢者の命を蔑ろにして儲ける――極限まで人員削減された「危険な介護施設」と、狡猾な責任逃れの手口

第5章 医療の質より目先の利益――あなたの健康と財布を脅かす医療現場の乗っ取り

第6章 次の金融危機の主役に名乗りを上げる――時限爆弾は年金、保険、プライベート・クレジット

第7章 逃げ場のない「究極の顧客」――刑務所ビジネスで暴利をむさぼる

【第2部 ルールを書き換える――法律と政治を操る巨大な影響力】

第8章 弱者を狙い撃ちし、法廷で狩る――自分たちは裁判を起こせるが、相手は起こせない強制仲裁の罠

第9章 公共サービスを破壊する――水道、救急、消防が彼らに売り飛ばされた、民営化の悲惨な結末

第10章 カネで政治家を買う――議会を意のままに操る「最強のロビー活動」

【第3部 怪物にどう立ち向かうか――公正な社会を取り戻すために】

第11章 われわれがなすべきこと――彼らの横暴を許してきたわれわれこそが、それを止めることができる

第12章 行動を起こそう――公正な社会を取り戻すための処方箋

著者プロフィール

ブレンダン・バルー  (ブレンダン バルー)  (

ブレンダン・バルー
米国の弁護士、元連邦検察官。司法省反トラスト局のプライベート・エクイティ担当特別顧問を務めたほか、2021年1月に発生した連邦議会議事堂襲撃事件の暴徒の起訴に携わった。コロンビア大学およびスタンフォード大学ロースクール卒業。『ニューヨーク・タイムズ』『アトランティック』『スレート』『ポリティコ』『ザ・ネイション』など、多方面のメディアに論考を寄稿している。また、法律コメンテーターとしてテレビ番組にも頻繁に出演。最近の著書に、When Companies Run the Courts: How Forced Arbitration Became America’s Secret Justice System(2026年)がある。

鈴木 正徳  (スズキ マサノリ)  (

鈴木 正徳(スズキ マサノリ)
翻訳家。1964年生まれ。1987年早稲田大学法学部卒業。第一勧業銀行など複数の金融系企業勤務を経て、現在に至る。主な訳書にL・ランダル・レイ『MMT 現代貨幣理論入門』、ウィリアム・ラゾニック&ヤン-ソプ・シン『略奪される企業価値』(以上、東洋経済新報社)、L・ランダル・レイ『ミンスキーと〈不安定性〉の経済学』、ウィリアム・ミッチェル&トマス・ファシ『ポスト新自由主義と「国家」の再生』(以上、白水社)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。