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バルチャー・キャピタリズム ――巨大企業と国家による「計画的搾取」の正体― グレース・ブレイクリー(著) - 東洋館出版社
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バルチャー・キャピタリズム ――巨大企業と国家による「計画的搾取」の正体― (バルチャーキャピタリズムキョダイキギョウトコッカニヨルケイカクテキサクシュノショウタイ)

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四六判
480ページ
定価 2,700 円+税   2,970 円(税込)
ISBN
978-4-491-06489-5   COPY
ISBN 13
9784491064895   COPY
ISBN 10h
4-491-06489-X   COPY
ISBN 10
449106489X   COPY
出版者記号
491   COPY
Cコード
C0033  
0:一般 0:単行本 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2026年4月22日
最終更新日
2026年4月22日
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書評掲載情報

2026-08-01 日本経済新聞  朝刊
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紹介

「自由」は、彼らが独占するためにあった!

JPモルガンからベゾス、トランプまで。強欲な「ハゲタカ」たちが仕組んだ、民主主義崩壊の全貌を明かす。

斎藤 幸平氏 解説!

「資本主義の裏側で密かに行われている「略奪による蓄積」を暴き、 私たちは今、真の民主主義を取り戻すための「計画」を手にしなくてはならない」

ナオミ・クライン、ヤニス・バルファキス 絶賛!

資本主義の「死」を看取り、真の民主主義を設計するための必読書。

目次

序章 5
自分をとりまく世界に抱く違和感/資本主義という不自由なシステム/ハイエクとケインズ/それは誰の利益になっているのか/民主主義の役割とは/巨大企業が得をするシステム/限定的か、保守的か/建築家の心/世界を創造する自由

第一部 資本主義と自由 27
第一章 巨大企業はやりたい放題
―資本主義はどのように機能しているのか 28
利益追求が引き起こした惨事/少なすぎた遺族への賠償金/ボーイングと政府のつながり/企業が重視するのはコストダウンと関係性/資本主義はあなたが思っているようなものではない/資本主義とは中央集権的な計画が行き渡ったシステム/自由市場は帝国が支配する世界

第二章 フォードランディア
―資本主義は誰に自由を届けてきたのか 50
フォーディズムの誕生/幻の理想郷フォードランディア/戦後期の新自由主義/統治不能社会/資本の権威を復活させた新自由主義革命/新自由主義の嘘/変化する資本による支配の性質

第三章 惨事便乗型資本主義
―資本主義は誰に利益をもたらしてきたのか 79
搾取される公的資金/世界中で行われた株主への配当/AIG――アメリカの保険詐欺師たち/「ブラックスワン」的な惨事/マッキンゼーのために大金を稼ぐ/国家と資本を増強するために使われた「コロナ禍」/拝金主義が招く危機/物価高騰の責任は労働者に負わされる/新自由主義が引き起こした気候崩壊/人間の命を守るために闘う

第二部 計画者たち 125
第四章 アメリカ製労働者搾取工場
―大企業はどのように計画をおこなうのか 126
世界最悪の経営者、ジェフ・ベゾス/市場支配力をもつアマゾン/市場を統治して世界を支配する/企業はブラックボックス/「取引コスト」の理論/企業家による一時的な独占力/強化されていく市場支配力/科学的不均衡/独占企業の共謀関係/創造的破壊の強力な力はいまや微風となった/新テイラー主義/ガバーメント・フォー・セール――政府売ります/企業はゲームのルール」を駆使して強くなる/新自由主義のもとでは企業犯罪はないに等しい

第五章 時間を買う
―大銀行はどのように計画をおこなうのか 175
孫正義の投資/金融機関に与えられた計画をおこなう力/債務博士/「銀行は貸付資金の仲介者ではない」/バーニーの仲間たち/巨大な銀行がだまされるのはなぜか/王様のコイン/金融危機と量的緩和/中央銀行の迷走/法によって支配する/ブラックロックの黒い運用/責任あるステークホルダー資本主義

第六章 資本をとりまく仲間たち
―国家はどのように計画をおこなうのか 218
エクソンとアメリカと気候崩壊/国家はなぜ資本主義の利益のために行使されるのか/ロックの政治哲学とスミスの政治経済学/市場は構築されなければいけない/道路交通法/自律しない国家/院内活動はグリーンシルのために/国家と市場の境界線は幻想/資本家階級の利益は、しばしば国家を通して守られる/ぎりぎりのところでそっと押す/ミッシェル・フーコーの「統治性」/ずっと計画されていた/中国内部における分断

第七章 年利六パーセントの安定
―帝国はどのように計画をおこなうのか 268
アメリカによるフィリピン支配/はかない独立の夢/先住民を平定する/自由貿易で貧しい国々を統治する/なぜ貧しい国は貧しいままなのか/バナナ共和国/暴力の背後にはアメリカがいる/住民対シェブロン/民主主義のプロセスを打ち負かすISDS/ボルカー・ショック/金融の自由化が世界を飲み込む/資本逃避に対する人権/国際資本の餌食になったザンビア/なぜドルは、世界の金融システムの中心なのか

第三部 民主主義的な計画 323
第八章 建築家とミツバチ
―民主主義的に計画をおこなう方法 324
創造性を発揮した労働者――ルーカス・プラン/潰されたプラン/ルーカス・プランの功績/蠅の王の嘘/オーストラリアのグリーン・バン――労働組合による環境保護運動/マリナレダ/住民によるロイヤル・ドックス再開発計画――イギリス、ロンドン/市民参加型予算――ブラジル、ポルトアレグレ/ピープルズ・プラン――インド、ケララ州/シウダード・フトゥラ――都市の未来/ベター・レイキャヴィク――アイスランド/コーオペレーション・ジャクソン/プレストン――イギリス/ブライナイ・フェスティニオグ

第九章 支配権を取り戻す
―大規模な民主主義的計画 363
チリの民主主義的社会主義/アメリカはそれを許さない/サイバーシン計画/民主主義的制度を大規模に構築する条件/資本に悲鳴をあげさせろ/仕事と会社を民主化する/金融を民主化する/国家を民主化する/国際機関を民主化する/未来を民主化する

むすびに 401
解説 「資本の専制」を超えた「民主的社会主義」への期待 
斎藤 幸平 408

著者プロフィール

グレース・ブレイクリー  (グレースブレイクリー)  (

イギリスの政治経済評論家、ジャーナリスト、コメンテイター、著述家。民主社会主義の政治誌トリビューンのスタッフライター。『99%のための経済学: コービンが率いた英国労働党の戦略』(共著、堀之内出版、2021年)、Stolen,The Corona Crashなどの著書がある。元英シンクタンク公共政策研究所(Institute for Public Policy Research: IPPR)リサーチフェロー、ニュー・ステイツマン誌の経済コメンテイター。BBCの討論番組「クエスチョン・タイム」などメディアにも多数出演している。

吉井 智津  (ヨシイチズ)  (

翻訳者。訳書にナディア・ムラド『THE LAST GIRL-イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語』(東洋館出版社)、アンナ・シャーマン『追憶の東京 異国の時を旅する』(早川書房)などがある。

斎藤 幸平  (サイトウコウヘイ)  (解説

1987年生まれ。経済思想家。東京大学大学院総合文化研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科 博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会 思想。Karl Marx’s Ecosocialism: Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy によって「ドイッチャー記念賞」を日本人初、歴代最年少で受賞 。『人新世の「資本論」』 集英社新書)で「新書大賞2021」を受賞。同書は19言語に翻訳、世界的ベストセラーとなった。最新刊は、『人新世の「黙示録」』(集英社)。

上記内容は本書刊行時のものです。