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傷を愛せるか 増補新版 宮地 尚子(著/文) - 筑摩書房
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ちくま文庫 (チクマブンコ)巻次:み-37-1

傷を愛せるか 増補新版 (キズヲアイセルカ ゾウホシンパン)

文庫
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発行:筑摩書房
文庫判
240ページ
定価 720円+税
ISBN
978-4-480-43816-4   COPY
ISBN 13
9784480438164   COPY
ISBN 10h
4-480-43816-5   COPY
ISBN 10
4480438165   COPY
出版者記号
480   COPY
Cコード
C0111  
0:一般 1:文庫 11:心理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年9月8日
書店発売日
登録日
2022年7月26日
最終更新日
2025年2月11日
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書評掲載情報

2022-11-12 日本経済新聞  朝刊
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紹介

どれほど医療が進んでも、傷ついた心を癒す薬はない。悲痛に満ちた被害者の回復には何が必要か。臨床医による深く沁みとおるエッセイ。解説 天童荒太

たとえ癒しがたい哀しみを抱えていても、傷がそこにあることを認め、受け入れ、傷の周りをそっとなぞること。過去の傷から逃れられないとしても、好奇の目からは隠し、それでも恥じずに、傷とともにその後を生きつづけること──。バリ島の寺院で、ブエノスアイレスの郊外で、冬の金沢で。旅のなかで思索をめぐらせた、トラウマ研究の第一人者による深く沁みとおるエッセイ。
解説 天童荒太

【目次】

Ⅰ 内なる海、内なる空
なにもできなくても  
〇(エン)=縁なるもの 
モレノの教会 
水の中  
内なる海  
泡盛の瓶  
だれかが自分のために祈ってくれるということ  
予言・約束・夢  

Ⅱ クロスする感性――米国滞在記+α 二〇〇七―二〇〇八
開くこと、閉じること  
競争と幸せ  
ブルーオーシャンと寒村の海  
冬の受難と楽しみ  
宿命論と因果論  
ホスピタリティと感情労働 
右も左もわからない人たち  
弱さを抱えたままの強さ
女らしさと男らしさ  
動物と人間  
見えるものと見えないもの  
捨てるものと残すもの  
ソウル・ファミリー、魂の家族  
人生の軌跡  

Ⅲ 記憶の淵から
父と蛇
母が人質になったこと  
母を見送る  
溺れそうな気持ち  
本当の非日常の話  
張りつく薄い寂しさ

Ⅳ 傷のある風景
傷を愛せるか  
あとがき  
文庫版あとがき  
解説 切実な告白と祈り 天童荒太  
初出一覧  
エピグラフ・出典

目次

Ⅰ 内なる海、内なる空
なにもできなくても  
〇(エン)=縁なるもの 
モレノの教会 
水の中  
内なる海  
泡盛の瓶  
だれかが自分のために祈ってくれるということ  
予言・約束・夢  

Ⅱ クロスする感性――米国滞在記+α 二〇〇七―二〇〇八
開くこと、閉じること  
競争と幸せ  
ブルーオーシャンと寒村の海  
冬の受難と楽しみ  
宿命論と因果論  
ホスピタリティと感情労働 
右も左もわからない人たち  
弱さを抱えたままの強さ
女らしさと男らしさ  
動物と人間  
見えるものと見えないもの  
捨てるものと残すもの  
ソウル・ファミリー、魂の家族  
人生の軌跡  

Ⅲ 記憶の淵から
父と蛇
母が人質になったこと  
母を見送る  
溺れそうな気持ち  
本当の非日常の話  
張りつく薄い寂しさ

Ⅳ 傷のある風景
傷を愛せるか  
あとがき  
文庫版あとがき  
解説 切実な告白と祈り 天童荒太  
初出一覧  
エピグラフ・出典

著者プロフィール

宮地 尚子  (ミヤジ ナオコ)  (著/文

宮地尚子(みやじ・なおこ)一橋大学大学院社会学研究科教授。専門は文化精神医学・医療人類学。精神科の医師として臨床をおこないつつ、トラウマやジェンダーの研究をつづけている。1986年京都府立医科大学卒業。1993年同大学院修了。主な著書に『トラウマ』(岩波新書)、『ははがうまれる』(福音館書店)、『環状島=トラウマの地政学』(みすず書房)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。