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お土産の文化人類学 鈴木 美香子(著) - 人文書院
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お土産の文化人類学 (オミヤゲノブンカジンルイガク) 地域性と真正性をめぐって (チイキセイトシンセイセイヲメグッテ)

歴史・地理
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発行:人文書院
四六判
縦188mm 横132mm 厚さ15mm
重さ 230g
200ページ
並製
定価 2,400 円+税   2,640 円(税込)
ISBN
978-4-409-53052-8   COPY
ISBN 13
9784409530528   COPY
ISBN 10h
4-409-53052-6   COPY
ISBN 10
4409530526   COPY
出版者記号
409   COPY
Cコード
C3036  
3:専門 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2025年7月24日
発売予定日
登録日
2025年1月29日
最終更新日
2025年7月1日
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紹介

「東京ばな奈」は、なぜ東京土産の定番になれたのか?

そして、なぜ菓子土産は日本中にあふれかえるようになったのか?

調査点数1073点、身近な謎に丹念な調査で挑む画期的研究。

日本人は旅行に行くと必ず菓子の土産を買って周囲に配る。しかし実はこれは、案外最近定着した振る舞いにすぎない。1970年~80年代を境に、土産はモノから食べ物中心へと劇的に変化した。なぜこれほどまで全国に似たような菓子土産があふれるようになったのか、そもそもなぜ土産を購入するのか。本書ではその問いをきっかけとして、日本における土産の歴史と現在を詳細な資料調査と、文化人類学の手法によって解き明かす。そこから見えてきたのは、交通網の発展に伴った大量生産、大量消費の時代から、国策も背景とした地元でしか作れない本物性へのこだわりへの転換だった。菓子土産についての初めての学術的研究が誕生。

◎目次
まえがき 

第1章 問題の所在と本論の目的
 第1節 旅と土産品
 第2節 本論文における用語・資料について

 コラム1 自宅で買える菓子土産─ 移動する非日常と移動しない日常

第2章 「新しいタイプの菓子土産」の登場
 第1節 菓子土産の歴史(第1世代 1950年代に誕生)
 第2節 菓子土産の歴史(第2世代 1960~70年代に誕生)
 第3節 「新しいタイプの菓子土産」――「白い恋人」と「萩の月」の登場(第3世代 1970年代後半に誕生)
 第4節 「新しいタイプの菓子土産」の後継
 第5節 菓子土産の増加とその背景――菓子製造機械の進化とノウハウの蓄積

 コラム2 レゴランド・ジャパンと菓子土産

第3章 地域づくりから生まれる「特産品菓子土産」
 第1節 「特産品菓子土産」が生まれた経緯
 第2節 地域の特産品を活かした「特産品菓子土産」の現状
 第3節 発見・発掘される新たな地域性

 コラム3 大手菓子メーカーの地域限定商品─ ご当地物の菓子土産

第4章 より本物らしさが求められる菓子土産
 第1節 「新しいタイプの菓子土産」と「特産品菓子土産」における地域性の比較
 第2節 「新しいタイプの菓子土産」と「特産品菓子土産」における「菓子土産」が成立する前提条件の比較
 第3節 聖/俗をめぐる構造分析における菓子土産
 第4節 菓子土産と真正性

 コラム4 どちらがより本物らしい菓子土産?――北海道産小豆使用 vs 地域産小豆使用

終章 日本人の旅行と菓子土産
 第1節 菓子土産の地域性、真正性
 第2節 菓子土産を追い求めて
 
 コラム5 菓子土産を販売する土産品売り場の増加

あとがき

参照文献

目次

まえがき 

第1章 問題の所在と本論の目的
 第1節 旅と土産品
 第2節 本論文における用語・資料について

 コラム1 自宅で買える菓子土産─ 移動する非日常と移動しない日常

第2章 「新しいタイプの菓子土産」の登場
 第1節 菓子土産の歴史(第1世代 1950年代に誕生)
 第2節 菓子土産の歴史(第2世代 1960~70年代に誕生)
 第3節 「新しいタイプの菓子土産」――「白い恋人」と「萩の月」の登場(第3世代 1970年代後半に誕生)
 第4節 「新しいタイプの菓子土産」の後継
 第5節 菓子土産の増加とその背景――菓子製造機械の進化とノウハウの蓄積

 コラム2 レゴランド・ジャパンと菓子土産

第3章 地域づくりから生まれる「特産品菓子土産」
 第1節 「特産品菓子土産」が生まれた経緯
 第2節 地域の特産品を活かした「特産品菓子土産」の現状
 第3節 発見・発掘される新たな地域性

 コラム3 大手菓子メーカーの地域限定商品─ ご当地物の菓子土産

第4章 より本物らしさが求められる菓子土産
 第1節 「新しいタイプの菓子土産」と「特産品菓子土産」における地域性の比較
 第2節 「新しいタイプの菓子土産」と「特産品菓子土産」における「菓子土産」が成立する前提条件の比較
 第3節 聖/俗をめぐる構造分析における菓子土産
 第4節 菓子土産と真正性

 コラム4 どちらがより本物らしい菓子土産?――北海道産小豆使用 vs 地域産小豆使用

終章 日本人の旅行と菓子土産
 第1節 菓子土産の地域性、真正性
 第2節 菓子土産を追い求めて
 
 コラム5 菓子土産を販売する土産品売り場の増加

あとがき

参照文献

著者プロフィール

鈴木 美香子  (スズキ ミカコ)  (

【著者】鈴木 美香子(すずき・みかこ)
1967年、神奈川県生まれ。名古屋大学大学院人文学研究科博士課程修了(博士・文学)。専攻は文化人類学。大学卒業後女性誌の編集者を経て、フリーランスのエディター・ライターに。著書に『名古屋いい店うみゃー店』(共著、文藝春秋、2005年)。現在は名古屋市立大学大学院人間文化研究所研究員。

上記内容は本書刊行時のものです。