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脱領域の読書 塩川 伸明(著) - 人文書院
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脱領域の読書 (ダツリョウイキノドクショ) あるロシア研究者の知的遍歴 (アルロシアケンキュウシャノチテキヘンレキ)

社会科学
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発行:人文書院
四六判
縦188mm 横135mm 厚さ23mm
重さ 375g
310ページ
並製
価格 3,200 円+税   3,520 円(税込)
ISBN
978-4-409-24172-1   COPY
ISBN 13
9784409241721   COPY
ISBN 10h
4-409-24172-9   COPY
ISBN 10
4409241729   COPY
出版者記号
409   COPY
Cコード
C1036  
1:教養 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2025年7月31日
発売予定日
登録日
2025年1月29日
最終更新日
2025年6月12日
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紹介

異端の政治学者による知的自分史

長年ソ連・ロシア研究に携わってきた著者が自らの学問的基盤を振り返り、その知的遍歴をたどる読書録。

「政治学者らしくない政治学者」、「歴史家らしくない歴史家」、「研究者らしくない研究者」ということと関連して、私はさまざまな学問分野に関心をいだきつつも、それらに本格的に参入してはいないという限界性をかかえていた。(…)私はそういう自己の知的遍歴を振り返る作業をこれまでも何回かしてきたが、それらはどれも中途半端なものにとどまってきた。本書はそれらをうけて、専門研究とその周辺とにわたって知的自分史をそれなりにまとめてみようとする試みの産物である。「序章」より

学問論/歴史と政治学/文学と政治/ジェンダーとケア/歴史の中の個人

◎目次
はしがき
序 章 知的遍歴の回顧    

Ⅰ 学問論
第1章 サイエンス・ウォーズ─ 金森修の問題提起に寄せて    
第2章 学問の世界における「欺瞞」論争─ ソーカルとブリクモンの場合    

Ⅱ 歴史学と政治学
第3章 現代史における時間感覚─ 事件・歴史家・読者の間の対話における距離感    
第4章 社会運動史をめぐるあれこれ─ 論集『歴史として、記憶として』に寄せて    
第5章 丸山眞男・民主主義・東大闘争/紛争    

Ⅲ 文学と政治
第6章 時節を外れて高橋和巳を読む─ 『憂鬱なる党派』    
第7章 ハンガリー事件と文学─ 真継伸彦『光る声』    
第8章 江川卓とソビエト文学    

Ⅳ ジェンダーとケア
第9章 ケアの倫理とギリガン    
第10 章 ケアの社会学─ 川本隆史の編著をめぐって    
第11章 トラウマの受け止め方─ 宮地尚子の著作から    

Ⅴ 歴史の中の個人
第12章 文学作品に見るマルテンスの生涯─ ヤーン・クロスの歴史小説を読む    
第13章 ソ連最後の外相ボリス・パンキン    
第14章 マイケル・イグナティエフとウクライナ    

 索 引

目次

はしがき
序 章 知的遍歴の回顧    

Ⅰ 学問論
第1章 サイエンス・ウォーズ─ 金森修の問題提起に寄せて    
第2章 学問の世界における「欺瞞」論争─ ソーカルとブリクモンの場合    

Ⅱ 歴史学と政治学
第3章 現代史における時間感覚─ 事件・歴史家・読者の間の対話における距離感    
第4章 社会運動史をめぐるあれこれ─ 論集『歴史として、記憶として』に寄せて    
第5章 丸山眞男・民主主義・東大闘争/紛争    

Ⅲ 文学と政治
第6章 時節を外れて高橋和巳を読む─ 『憂鬱なる党派』    
第7章 ハンガリー事件と文学─ 真継伸彦『光る声』    
第8章 江川卓とソビエト文学    

Ⅳ ジェンダーとケア
第9章 ケアの倫理とギリガン    
第10 章 ケアの社会学─ 川本隆史の編著をめぐって    
第11章 トラウマの受け止め方─ 宮地尚子の著作から    

Ⅴ 歴史の中の個人
第12章 文学作品に見るマルテンスの生涯─ ヤーン・クロスの歴史小説を読む    
第13章 ソ連最後の外相ボリス・パンキン    
第14章 マイケル・イグナティエフとウクライナ    

 索 引

著者プロフィール

塩川 伸明  (シオカワ ノブアキ)  (

【著者】塩川伸明(しおかわ・のぶあき)
1948年生。東京大学教養学部教養学科卒業、同大学院社会学研究科国際関係論専攻博士課程単位取得退学。東京大学社会科学研究所助手、東京大学大学院法学政治学研究科教授を経て、2013年より東京大学名誉教授。
専門はロシア・旧ソ連諸国政治史、比較政治学。
主要著書に『現存した社会主義─ リヴァイアサンの素顔』(勁草書房、1999年)、『多民族国家ソ連の興亡』(全3巻、岩波書店、2004-2007年)、『民族とネイション─ ナショナリズムという難問』(岩波新書、2008年)、『冷戦終焉20年─ 何が、どのようにして終わったのか』(勁草書房、2010年)、『民族浄化・人道的介入・新しい冷戦─ 冷戦後の国際政治』(有志舎、2011年)、『ナショナリズムの受け止め方─ 言語・エスニシティ・ネイション』(三元社、2015年)、『歴史の中のロシア革命とソ連』(有志舎、2020年)、『国家の解体─ ペレストロイカとソ連の最期』(全3冊、東京大学出版会、2021年)、現代史の起点─ソ連終焉への道』(岩波書店、2025年)。共編著に『ユーラシア世界』(全5巻、東京大出版会、2012年)、編著に『ロシア・ウクライナ戦争─ 歴史・民族・政治から考える』(東京堂出版、2023年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。