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映画研究ユーザーズガイド 北野 圭介(著) - 人文書院
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映画研究ユーザーズガイド (エイガケンキュウユーザーズガイド) 21世紀の「映画」とは何か (ニジュッセイキノエイガトハナニカ)

芸術
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発行:人文書院
四六判
縦188mm 横132mm 厚さ17mm
重さ 250g
220ページ
並製
定価 2,400 円+税   2,640 円(税込)
ISBN
978-4-409-10047-9   COPY
ISBN 13
9784409100479   COPY
ISBN 10h
4-409-10047-5   COPY
ISBN 10
4409100475   COPY
出版者記号
409   COPY
Cコード
C1074  
1:教養 0:単行本 74:演劇・映画
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2025年7月8日
書店発売日
登録日
2025年2月14日
最終更新日
2025年7月8日
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紹介

映画研究は疾走する

21世紀の視覚文化のドラスティックなうねりのなか、映画研究は疾走する。その理論が、語彙が、映画史そのものまでが、隣接する諸学を巻き込みながら、知の最前線を駆け抜けていく。世界で、日本で、めまぐるしく進展する研究の最新成果をとらえ、使えるツールとしての提示を試みる。

◎目次
はじめに 映画を未来時制からアプローチする

第1部

第1章 「映画とは何か」という問いを再起動する
 (1)芸術、技術、資本の交差点
 (2)「映画とは何か」という問いを再起動する
 (3)《質的特徴》、《歴史的文脈》、《制作意図》から接近してみる

第2章 映画の生態系
 (1)「映画とは何であったのか」――歴史のなかの映画か、映画による歴史か
 (2)映画の生態系
 (3)学説史をリセッティングする

第3章 映画の地層分析
 (1)映画作品(film)なのか、映画体験(cinema)なのか
 (2)ハリウッド映画の主体は誰か
 (3)外部からのハリウッド映画論――作家と映画館のあいだ

第4章 「作家」は唯名論か
 (1)「作家」はどのように映画史に登場したのか
 (2)「作家主義」と「作家の死」
 (3)それでも「作家」は死なない

第5章 技術はどこまで物体か
 (1)作家主義以降の技術経験論――技術の効果
 (2)デジタル生態系における進化型
 (3)「アトラクション」は効果か、それとも表現か

第6章 知覚機械としての映画
 (1)アニメにおけるモーション効果と映画による運動表現
 (2)日常の感覚作用に訴える映画
 (3)知覚機械としての映画

第2部

第7章 カラー
 (1)映画史におけるカラーを再考する
 (2)カラーのテクノロジーから、色彩意識の登場へ
 (3)ヒッチコック映画のカラー、あるいは近代における投影の進化

第8章 映画が放つホラー
 (1)ヤバイホラー映画、ヤバいホラー映画研究
 (2)技術の不気味
 (3)ホラーのサウンド、カラー、デジタル

第9章 科学と虚構
 (1)SF 映画、あるいは科学と虚構のあわいで漂うジャンル
 (2)SF 映画を突き動かす三つのエンジン、あるいはメタ映画としてのSF ジャンル
 (3)未来を扱う映画と映画の未来

第10章 デジタル時代のストーリーテリング
 (1)構造主義的物語論(narratology)の終焉
 (2)パズル映画、あるいは難解さを愉しむ映画
 (3)「情動の政治」から「心理操作戦(PsyOp)」へ

第11章 マインド・ゲーム映画
 (1)「ゲーム」のなかの「マインド」を語る映画
 (2)マインド・ゲームの情報生態系
 (3)機械イメージは、客観的かそれとも主観的か

第12章 ストーリーテリングの映画技法
 (1)技術決定論と身体受容論のあわい
 (2)時間を実効化する映画の表現技巧
 (3)「効力(effect)」からみた映画理解の限界

終章

あとがき

目次

はじめに 映画を未来時制からアプローチする

第1部

第1章 「映画とは何か」という問いを再起動する
 (1)芸術、技術、資本の交差点
 (2)「映画とは何か」という問いを再起動する
 (3)《質的特徴》、《歴史的文脈》、《制作意図》から接近してみる

第2章 映画の生態系
 (1)「映画とは何であったのか」――歴史のなかの映画か、映画による歴史か
 (2)映画の生態系
 (3)学説史をリセッティングする

第3章 映画の地層分析
 (1)映画作品(film)なのか、映画体験(cinema)なのか
 (2)ハリウッド映画の主体は誰か
 (3)外部からのハリウッド映画論――作家と映画館のあいだ

第4章 「作家」は唯名論か
 (1)「作家」はどのように映画史に登場したのか
 (2)「作家主義」と「作家の死」
 (3)それでも「作家」は死なない

第5章 技術はどこまで物体か
 (1)作家主義以降の技術経験論――技術の効果
 (2)デジタル生態系における進化型
 (3)「アトラクション」は効果か、それとも表現か

第6章 知覚機械としての映画
 (1)アニメにおけるモーション効果と映画による運動表現
 (2)日常の感覚作用に訴える映画
 (3)知覚機械としての映画

第2部

第7章 カラー
 (1)映画史におけるカラーを再考する
 (2)カラーのテクノロジーから、色彩意識の登場へ
 (3)ヒッチコック映画のカラー、あるいは近代における投影の進化

第8章 映画が放つホラー
 (1)ヤバイホラー映画、ヤバいホラー映画研究
 (2)技術の不気味
 (3)ホラーのサウンド、カラー、デジタル

第9章 科学と虚構
 (1)SF 映画、あるいは科学と虚構のあわいで漂うジャンル
 (2)SF 映画を突き動かす三つのエンジン、あるいはメタ映画としてのSF ジャンル
 (3)未来を扱う映画と映画の未来

第10章 デジタル時代のストーリーテリング
 (1)構造主義的物語論(narratology)の終焉
 (2)パズル映画、あるいは難解さを愉しむ映画
 (3)「情動の政治」から「心理操作戦(PsyOp)」へ

第11章 マインド・ゲーム映画
 (1)「ゲーム」のなかの「マインド」を語る映画
 (2)マインド・ゲームの情報生態系
 (3)機械イメージは、客観的かそれとも主観的か

第12章 ストーリーテリングの映画技法
 (1)技術決定論と身体受容論のあわい
 (2)時間を実効化する映画の表現技巧
 (3)「効力(effect)」からみた映画理解の限界

終章

あとがき

著者プロフィール

北野 圭介  (キタノ ケイスケ)  (

【著者】北野 圭介(きたの・けいすけ)
1963年生。ニューヨーク大学大学院映画研究科博士課程中途退学。ニューヨーク大学教員、新潟大学人文学部助教授を経て、現在、立命館大学映像学部教授。映画・映像理論、メディア論。ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ、ラサール芸術大学(シンガポール)、ハーバード大学ライシャワー研究所などで客員研究員をつとめる。著書に『ハリウッド100年史講義』(2001年/新版2017年)、『日本映画はアメリカでどう観られてきたか』(2005年)、『大人のための「ローマの休日」講義』(2007 年、以上、平凡社新書)、『映像論序説』(2009年)、『制御と社会』(2014年)、『ポスト・アートセオリーズ』(2021年、以上、人文書院)、『情報哲学入門』(講談社選書メチエ、2024年)。編著に『映像と批評ecce[エチェ]』1~3 号(2009年~ 2012年、森話社)、『マテリアル・セオリーズ』(人文書院、2018年)。訳書にD・ボードウェル、K・トンプソン『フィルム・アート』(共訳、名古屋大学出版会、2007年)、アレクサンダー・R・ギャロウェイ『プロトコル』(人文書院、2017年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。