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新しいインド音楽の世界 軽刈田 凡平(著) - 春秋社
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新しいインド音楽の世界 (アタラシイインドオンガクノセカイ) 混沌と刺激のサウンドを求めて (コントントシゲキノサウンドヲモトメテ)

芸術
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発行:春秋社
四六判
縦189mm 横129mm 厚さ23mm
重さ 345g
328ページ
定価 2,400 円+税   2,640 円(税込)
ISBN
978-4-393-93246-9   COPY
ISBN 13
9784393932469   COPY
ISBN 10h
4-393-93246-3   COPY
ISBN 10
4393932463   COPY
出版者記号
393   COPY
Cコード
C0073  
0:一般 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年6月18日
書店発売日
登録日
2026年5月15日
最終更新日
2026年6月16日
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書評掲載情報

2026-07-25 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 安藤さやか(音楽ライター)
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紹介

いま、世界でもっとも面白いインドの音楽シーンをめぐる書籍。案内人はインド音楽ライター、その名も軽刈田凡平(かるかった・ぼんべい)。「インド映画の音楽」「カレー屋で流れるBGM」「自分探しの旅としてのインド」、ビートルズ、トランス、ロック、ヒップホップ、EDM、古典音楽……など、さまざまなトピックから新たなインド音楽の世界が切り開かれる!

装画:武田尋善 装幀:鎌内文

目次

はじめに 「新しい」インド音楽への招待
 インドで感じた混沌のグルーヴ
 九〇年代のインドにロックはあったのか?
 映画のためでも神様のためでもない音楽を探して
 突然のビッグバン――「軽刈田凡平」になる
インドの言語の表記について

第1章 踊るインド人と映画音楽
 君たちはどう踊るか
 踊るインド映画の秘密
 映画音楽は誰のもの?
 進化し続ける映画音楽
 洋楽スターの起用とヒップホップの流行
 映画音楽と「インディペンデント」
 ヒップ・ホップシーンと映画音楽 
 ローファイ・ボリウッドというノスタルジア
旅コラム 新しいインディペンデント映画の音楽

第2章 耳で味わうインド料理
 インド料理店のBGM問題
 インド各地の料理と音楽をマリアージュする
 インドで唯一苦手なもの
 誇り高き「ビリヤニ・ラップ」
 ラッパーたちの甘いビーフ
 魚を愛する南部のロック、納豆を愛する北東部の讃美歌
 「神々しい香り」を求めて
旅コラム 熱くて甘い「チャイ・ラップ」の世界

第3章 自分探しのインドとインドの自分探し
 自分探しの国
 東西自分探しインドソング合戦
 日本インド化計画、完遂?
 インディペンデント音楽流行の背景
 Ikigaiとアニメ――新しいインド音楽のなかのニッポン
 ヒップホップ・シーンにも浸透する日本のアニメ
 ジャパニーズ・カルチャーを深掘りするインドのアーティストたち
 文化が混じり合って生まれる、新しい「懐かしい」
旅コラム 藤井風とインド

第4章 インドにビートルズがやって来た ヤァ!ヤァ!ヤァ!
 あらためて、インドとビートルズ
 なぜインドだったのか?
 インドにビートルズがやって来た
 インドロックの誕生――「ビートグループ」の時代
 インドのロックシーンとフュージョンロック
 インドからビートルズへ――五三年越しの回答
旅コラム ボブ・ディランとインドの音楽シーン

第5章 ゴア――踊ってばかりの国のダンス天国
 踊ってばかりの国のダンス天国
 インドのなかのヨーロッパ
 ヒッピートレイルの終着地
 ゴアトランスの時代
 レイヴ・カルチャー栄枯盛衰
 ローカルから見たゴアトランス
 パーティーピープル vs 保守派(インド編)
 独自に進化したインドのEDM
 トランスやEDMだけじゃないゴア
旅コラム ゴアトランスの嵐が去ったあとに

第6章 銃とトラクターを愛する野郎ども
 インドで最もギャングスタなやつら
 ターバン姿のラッパーたち
 パンジャビMCから学ぶバングラーラップの楽しみ方
 パンジャービー・イン・UK
 インド国内のパンジャービー・ラッパーたち
 カナディアン・インヴェイジョン――シドゥ登場
 パンジャーブの暗部とシドゥの悲劇
 「P-Pop」は世界を制覇することができるか?
旅コラム パンジャーブの「トラクター・ラップ」

第7章 路地裏から巨大コンサートまで――新しい音楽を探してムンバイを歩く(前編)
 アポが取れない国
 スラムの子どもたちはみな踊る
 ダラヴィのヒップホップスクールの流儀
 パンジャーブの「世界的スター」、ムンバイに降臨
 音楽で家を建てたインディペンデント・プロデューサー
 アジア最大の学園祭

第8章 路地裏から巨大コンサートまで――新しい音楽を探してムンバイを歩く(後編)
 二世ポップシンガーが語るインドの音楽シーンのリアル
 哀愁のボリウッド・パークにBボーイ登場
 盛り上がりすぎのクラブ・シーン
 「元祖ガリー」を探して
 ヒップホップ・トリクルダウン!
 ワダラの路上から
 リアル・ガリーラッパー、かく語りき
 そしてサイファーは続く
旅コラム 「スラム出身」という物語と現実

第9章 インドの各地で、〇〇を叫ぶ
 多様すぎる国、インド
 タミルの強烈な三連ビートと映画への愛情
 洗練と洒脱のケーララ
 英語・カンナダ語・ダッキニー語――冷静と情熱のベンガルール
 インドのロックの首都――北東部のロックミュージシャンと謎のJ-Popバンド
 洋楽懐メロからオルタナティブまで――インド北東部のフェス文化
 砂漠に映える極彩色――ラージャスターニー・ラップと宮殿フェス
 禁酒州グジャラートのインディペンデント音楽シーン
 カシミールで自由を叫ぶ
 インドという小宇宙
旅コラム インドの多言語ラップと印パのラッパーの共演

第10章 インド産の「洋楽」――英語で歌うインド人
 英語圏としてのインド
 「上がり成り」デュオとインディーポップアーティストたち
 「インド人が英語で歌う曲を誰が聴くのか」問題
 少数言語話者と英語音楽
 コアな音楽に国境はない
 内と外をつなぐ在外インド系アーティストたち
 インド製K-Pop、インド製アイドルは成立するのか?
 ハヌマンカインドの成功は起爆剤になりうるか
旅コラム インドのラテン音楽、ブルース、カントリー

第11章 インドの「抵抗の音楽(レベル・ミュージック)」
 インドは「いい国」なのか?
 カースト差別とヒップホップ
 多様なアンチ・カースト音楽――ブラックメタルとチャマール・ポップ
 少数民族とヒップホップ
 環境問題を訴える「替え歌ラップ」
 すべてのやつらにFワードを――無神論ハードコア・パンク
 インドで反骨のジャマイカン・ミュージックを鳴らす男
旅コラム インドの女性エンパワーメントとヒップホップ

第12章 新しくなり続ける古典音楽
 深遠なる古典音楽の世界
 適当に語るインド古典音楽概説
 古典音楽は厳格なのか? 自由なのか?
 iPadで奏でる古典音楽
 インド音楽はあらゆるジャンルに合う魔法のスパイス
 ルーツをレペゼンする――ヒップホップと古典音楽
 その一音の恍惚を追求する――古典音楽と電子音楽
 フュージョンは邪道なのか
 日本発の新しいインド音楽
旅コラム 新しくなり続ける古典舞踊

おわりに ひとまずの旅のおわりに
 ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ
 インドから感じるインディペンデント音楽の本質
 新しいインド音楽の世界

あとがき 「旅のおわりに」のおしまいに
索引

著者プロフィール

軽刈田 凡平  (カルカッタ ボンベイ)  (

1978年生まれ、東京都在住。インド音楽ライター。学生時代に訪れたインドのバイタリティと面白さに惹かれ、興味を持つ。時は流れ2010年代後半、インドでヒップホップ、ロック、電子音楽などのインディペンデント音楽のシーンが急速に発展していることを発見。他のどの国とも違うインドならではの個性的でクールな表現がたくさん生まれていることに衝撃を受け、ブログを通して紹介を始める。これまでに、雑誌『TRANSIT』『STUDIO VOICE』『GINZA』などに寄稿、TBSラジオ、J-WAVE、interfm、TOKYO FMなどに出演しインドの音楽を紹介している。また、インド料理店やライブハウスでインドの音楽に関するトークイベントを行なったり、新聞にインド関連書籍の書評を書いたりするなどマルチに活躍中。国立民族学博物館共同研究員。『季刊民族学』192号(2025年春号)にて、ムンバイのヒップホップシーンを取材して執筆している。辛いものが苦手。著書に『辺境のラッパーたち 立ち上がる「声の民族誌」』(共著、青土社、島村一平[編])がある。

上記内容は本書刊行時のものです。