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出版者情報
日蓮学の現代
- 書店発売日
- 2023年5月26日
- 登録日
- 2023年4月17日
- 最終更新日
- 2023年5月19日
紹介
日蓮が身延山に入山して750年を迎えるにあたり、幾多の法難を乗り越え教化に努めた日蓮の精神と教えを、幅広い分野の専門家が現代の視点をふまえて再び問い直す論文集。
目次
序(持田日勇)
感染症と宗教――蒙古襲来と『立正安国論』の意味合い(森本 敏)
友人として――Friendship(河北博文)
「従果向因」からみた日蓮の思想――中古天台との比較を中心に(ジャクリーン・ストーン)
日蓮聖人身延在山九ヶ年の意義について――教化学的視座に立って(浜島典彦)
誰が「死の安寧」を保証するのか(小谷みどり)
阿那律説話と日蓮遺文――天眼獲得譚と稗飯供養(岡田真水)
薬王如来と薬王菩薩(岡田行弘)
チベット語訳法華経和訳(一)(望月海慧)
カギュ宗の他空説――シトゥ・パンチェン・チュキジュンネ著『問答宝鏡』抄訳とケンポ・カルマ・ゲンドゥンの解説(槇殿伴子)
金東華に依る「日蓮の「仏界縁起説」について」の訳注(下)(金 炳坤)
佐渡期から身延期への日蓮聖人(上田本昌)
身延山における日蓮聖人の日々の活動について―文永十一年―(関戸堯海)
日蓮聖人の「災難」の実体験と信仰(中尾 堯)
『観心本尊抄』における能観と所観(庵谷行亨)
『開目抄』の「人開顕」について(都守基一)
比企谷妙本寺蔵写本『立正安国論』小考(木村中一)
中世の日蓮霊跡参詣――佐渡の場合(寺尾英智)
佐渡の日蓮霊場における信仰の落書き――塚原根本寺祖師堂・真浦日蓮堂を中心に(望月真澄)
『日蓮大聖人御伝記』版本の追究――千葉県立中央図書館蔵本と筆者蔵本から(北澤光昭)
本妙日臨における日蓮聖人図顕大曼荼羅の書写(桑名法晃)
優陀那日輝の『法華経』観――『学仏倶眼鈔』『庚戌雑答』を中心に(岡田文弘)
近代在家指導者の面影を偲ぶ―小林法運翁の事蹟を中心に―(渡邊寶陽)
国柱会館の所在地を示す新資料(髙森大乗)
近代日本における日蓮信仰の諸相――小島愛之助の信仰(三輪是法)
文学者宮沢賢治の大曼荼羅本尊観―新造語「心象スケッチ」の意味するもの―(桐谷征一)
身延山流声明における伽陀総礼の価値について(池上要靖)
ハワイ島における入植移民と本宗開教の歴史(松本学尭)
現代東南アジアにおける日蓮宗国際布教の経緯と展開(伊藤悠温)
上記内容は本書刊行時のものです。