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原点から学ぶ 力学の考え方
- 初版年月日
- 2022年1月25日
- 書店発売日
- 2022年1月15日
- 登録日
- 2021年12月10日
- 最終更新日
- 2021年12月10日
紹介
筋の通った分かり易い力学書はないだろうか? このような思いから本書は著されている。本書は,力学書であるにもかかわらず複雑な数式や難解な文章を全く含まず,文系の学生や理工学の初心者が読んでも容易に理解できる平易な内容になっている。そして,力学を構成する数学・原理・法則の発見に至る時代背景・動機・相互関連を詳しく述べ,在来の古典力学を再整理することを試みた。
目次
1.対称性とエネルギー
1.1 対称性とは
1.2 数学における対称性
1.3 物理学における対称性
1.3.1 物理学と数学の対比
1.3.2 ネーターの定理
1.3.3 力学と対称性
1.4 エネルギー
1.4.1 エネルギーとは
1.4.2 エネルギーの形態
2.始点からの力学
2.1 カとは
2.2 力学の夜明け前
2.3 カ学の誕生
2.3.1 ニュートンの法則
(1)慣性の法則
(2)運動の法則
(3)カの作用反作用の法則
2.3.2 フックの法則
2.3.3 力学特性:始点から
2.3.4 カの釣合と運動方程式
2.4 始点からの力学の特徴
(1)力と運動の力学
(2)対称性の欠落
(3)因果律の欠落
3.カ学エネルギー
3.1 運動エネルギー
3.2 位置エネルギー
3.3 力学エネルギーの保存
3.3.1 エネルギ一保存則
3.3.2 力学エネルギ一保存則
4.原点からの力学
4.1 なぜ今力学の再整理か
4.2 状態量とカ学特性:原点から
4.2.1 状態量
4.2.2 力学特性
(1)在来力学の考え方
(2)弾性体の力学特性
(3)エネルギーに基づく定義
(4)質量と弾性の対比
4.3 弾性体の位置エネルギー
4.4 力学法則の対称性
4.4.1 ニュートンの法則と対称性
(1)弾性の法則(仮称)
(2)力の法則(仮称)
(3)速度の作用反作用の法則(仮称)
4.4.2 フックの法則と対称性
4.4.3 運動量の法則と対称性
4.4.4 釣合則と連続則
4.5 力学の全体像
4.5.1 弾性体の物理事象
4.5.2 法則の対称性
補章粘
補1 粘性とは
補1.1 歴史的背景
補1.2 粘性の機能
補2 弾性と粘性
補3 粘性の発生機構
補3.1 原子間ポテンシヤルと粘性
補3.2 力学エネルギーの散逸
補3.3 速度比例粘性の発生理由
補4 固体・液体・気体の物性
参考文献
索引
人名索引
上記内容は本書刊行時のものです。