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生命と身体 檜垣 立哉(著/文) - 勁草書房
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生命と身体 (セイメイトシンタイ) フランス哲学論考 (フランステツガクロンコウ)

哲学・宗教
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発行:勁草書房
A5判
440ページ
定価 5,500円+税
ISBN
978-4-326-10316-4   COPY
ISBN 13
9784326103164   COPY
ISBN 10h
4-326-10316-7   COPY
ISBN 10
4326103167   COPY
出版者記号
326   COPY
Cコード
C3010  
3:専門 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2022年12月16日
最終更新日
2023年12月8日
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紹介

ジェンダー、セクシュアリティ、生殖、動物、テクノロジー――現代フランス思想の泰斗による生命と身体をめぐる哲学論文集。

ドゥルーズ、ガタリ、ベルクソン、バトラー、レヴィナス、デリダ、アガンベン、メルロ=ポンティ――彼らのテクストを通して追究してきた、生命と身体というテーマについての哲学論集成。明晰にしてアイデアに満ちた思索の軌跡。

目次

まえがき

第Ⅰ部 ジェンダーと身体
 1 生物学とフェミニズム――二一世紀思想からフレンチ・フェミニズムの流れをとらえなおす
 2 身体の何が構築されるのか――バトラー的構築主義への一考察
 3 イリガライとバトラー――身体の物質性というリミット
 4 逆向き幽霊としての子供――デリダに対抗するレヴィナス
 5 生権力とセクシュアリティ
 6 曖昧さの新たな倫理へ――インターフェイス論によせて
 7 顔の彼方の生

第Ⅱ部 動物と人間
 8 動物と人間――わざ論の視角から
 9 生物学主義と哲学――生き物を巡るハイデガーとデリダ(およびアガンベン)
 10 人間と動物の閾――ジョルジョ・アガンベンにおける生の概念
 11 私/世界を生命/環境としてとらえると何がでてくるか

第Ⅲ部 生の哲学
 12 ヴィヴェイロス・デ・カストロにおけるドゥルーズ=ガタリ
 13 欲動について――ドゥルーズの「欲動イマージュ」を手がかりに
 14 過去は何故そのまま保存されるのか――『物質と記憶』の記述の多層性について
 15 ドゥルーズ=ガタリのテクノロジー論
 16 ドゥルーズ没後二〇年の〈世界的現在〉
 17 サルトルとドゥルーズ――非人称的なものの力能
 18 ベルクソンにおけるテクネー論――生命のテクネーとは何か
 19 ドゥルーズにおけるヒューム――経験の超出と想像力=構想力の役割
 20 生命のリズム/儀礼のリズム――ドゥルーズとレヴィ=ストロース

第Ⅳ部 身体と生命
 21 思想としての生命論
 22 「私」を語るいくつかの現象学的な仕方について――「触発」の議論を中心に
 23 「沈黙のコギト」についての試論――メルロ=ポンティにおける主体性の問題
 24 メルロ=ポンティにおける身体の知覚経験について

あとがき
初出一覧
書誌情報

著者プロフィール

檜垣 立哉  (ヒガキ タツヤ)  (著/文

檜垣 立哉(大阪大学教授)
1964年、埼玉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。大阪大学にて博士号取得(文学)。現在、大阪大学大学院人間科学研究科教授。専門は哲学、現在思想。主な著書に『日本近代思想論――技術、自然、生命』(青土社、2022年)、『バロックの哲学――反―理性の星座たち』(岩波書店、2022年)、『ベルクソンの哲学――生成する実在の肯定』(勁草書房、2000年/講談社学芸文庫、2022年)、『ドゥルーズ――解けない問いを生きる』(日本放送出版協会、2002年/ちくま学芸文庫、2019年)、『西田幾多郎の生命哲学―ベルクソン、ドゥルーズと響き合う思考』(講談社現代新書2005年/講談社学術文庫、2011年)ほか。主な訳書にジル・ドゥルーズ『ベルクソニズム』(共訳、法政大学出版局、2017年)エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ『食人の形而上学――ポスト構造主義的人類学への道』(共訳、洛北出版、2015年)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。