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台湾漫遊鉄道のふたり 楊双子(著/文) - 中央公論新社
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台湾漫遊鉄道のふたり (タイワンマンユウテツドウノフタリ)

社会一般
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四六判
300ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-12-005652-9   COPY
ISBN 13
9784120056529   COPY
ISBN 10h
4-12-005652-X   COPY
ISBN 10
412005652X   COPY
出版者記号
12   COPY
Cコード
C0097  
0:一般 0:単行本 97:外国文学小説
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2023年3月4日
最終更新日
2023年4月28日
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書評掲載情報

2023-12-24 読売新聞  朝刊
評者: 池澤春菜(声優・作家・書評家)
2023-12-23 毎日新聞  朝刊
評者: 角田光代(作家)
2023-09-03 読売新聞  朝刊
評者: 池澤春菜(声優・作家・書評家)
2023-06-17 朝日新聞  朝刊
評者: 藤田香織(書評家)
2023-06-03 毎日新聞  朝刊
評者: 川本三郎(評論家)
2023-05-27 日本経済新聞  朝刊
評者: 濱田麻矢(神戸大学教授)
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紹介

炒米粉、魯肉飯、冬瓜茶……あなたとなら何十杯でも――。
結婚から逃げる日本人作家・千鶴子と、お仕着せの許婚をもつ台湾人通訳・千鶴。
ふたりは底知れぬ食欲と“秘めた傷”をお供に、昭和十三年、台湾縦貫鉄道の旅に出る。

「私はこの作品を過去の物語ではなく、現在こそ必要な物語として読んだ。
そして、ラストの仕掛けの巧妙さ。ああ、うまい。ただ甘いだけではない、苦みと切なさを伴う、極上の味わいだ。」
古内一絵さん大満足

1938年、五月の台湾。
作家・青山千鶴子は講演旅行に招かれ、台湾人通訳・王千鶴と出会う。
現地の食文化や歴史に通じるのみならず、料理の腕まで天才的な千鶴とともに、
台湾縦貫鉄道に乗りこみ、つぎつぎ台湾の味に魅了されていく。
しかし、いつまでも心の奥を見せない千鶴に、千鶴子は焦燥感を募らせる。
国家の争い、女性への抑圧、植民地をめぐる立場の差―――
あらゆる壁に阻まれ、傷つきながら、ふたりの旅はどこへ行く。

著者プロフィール

楊双子  (ヨウフタゴ)  (著/文

楊双子
(Yang Shuang Zi)1984年生まれ、台中市烏日育ち。本名は楊若慈、双子の姉(「楊双子」は双子の姉妹「楊若慈」と「楊若暉」の共同ペンネーム)。小説家、サブカルチャー・大衆文学研究家。本作が初邦訳の小説作品。その他の著書に『花開時節』『撈月之人』『花開少女華麗島』(未訳)や、著者原作のマンガ『綺譚花物語』(サウザンブックス)がある。現在は台湾の歴史を題材にした小説執筆に力を注いでいる。

三浦裕子  (ミウラユウコ)  (翻訳

三浦裕子 仙台生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。出版社にて雑誌編集、国際版権業務に従事した後、2018年より、台湾・香港の本を日本に紹介するユニット「太台本屋 tai-tai books」に参加。文芸翻訳、記事執筆、版権コーディネートなどを行う。訳作に林育徳『リングサイド』、ライ・ホー『シャーロック・ホームズの大追跡』など。

上記内容は本書刊行時のものです。