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透明な夜の香り
発行:集英社
四六判
縦194mm
横134mm
厚さ22mm
重さ 363g
256ページ
定価
1,500円+税
- 書店発売日
- 2020年4月3日
- 登録日
- 2020年2月15日
- 最終更新日
- 2024年3月11日
書評掲載情報
2022-01-16 |
読売新聞
朝刊 評者: 遠藤秀紀(東京大学総合研究博物館教授) |
2021-05-16 | 産經新聞 朝刊 |
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紹介
香りは、永遠に記憶される。きみの命が終わるまで。
元・書店員の一香がはじめた新しいアルバイトは、古い洋館の家事手伝い。
その洋館では、調香師の小川朔が、オーダーメイドで客の望む「香り」を作る仕事をしていた。人並み外れた嗅覚を持つ朔のもとには、誰にも言えない秘密を抱えた女性や、失踪した娘の手がかりを求める親など、事情を抱えた依頼人が次々訪れる。一香は朔の近くにいるうちに、彼の天才であるがゆえの「孤独」に気づきはじめていた――。
「香り」にまつわる新たな知覚の扉が開く、ドラマティックな長編小説。
【著者略歴】
千早茜(ちはや・あかね)
1979年、北海道生まれ。2008年『魚神』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。翌年、同作にて泉鏡花文学賞を受賞。13年『あとかた』で島清恋愛文学賞を受賞。同年に『あとかた』、14年に『男ともだち』でそれぞれ直木賞候補となる。その他の著書に『正しい女たち』『犬も食わない』(クリープハイプ・尾崎世界観との共著)『わるい食べもの』『神様の暇つぶし』『さんかく』など。
上記内容は本書刊行時のものです。