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汽笛、聞こえる
発行:集英社
四六判
縦188mm
横131mm
厚さ16mm
重さ 290g
224ページ
定価
1,700 円+税
1,870 円(税込)
- 書店発売日
- 2026年7月24日
- 登録日
- 2026年6月13日
- 最終更新日
- 2026年7月24日
書評掲載情報
| 2026-08-15 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 内藤麻里子(文芸ジャーナリスト) |
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紹介
辛い過去を抱え故郷を去り、奉公先である新潟静修学校に辿り着いたナカ。尋常小学校を出た後、家庭の事情などで進学を諦めた人たちのために開かれた私塾だが、幼い弟妹を働く親に代わって世話する生徒が多かった。そんな生徒たちのために子守をするのがナカの仕事だった。自らの過去を重ね合わせ、次第に子供たちと打ち解け、存在意義を見つけていく。やがて生徒の弟妹以外にも子を預ける親が増え、校長の赤澤鍾美は託児所を「付設子守室」とした。しかし、幼稚園として独立しなければ違法だと官吏から警告を受ける。それには学費を上げなければ続けることが出来ず、本当の意味でここにいる者たちを救うことにはならない。苦渋の決断を迫られたナカと鍾美がとった策とは――。
日本で最初の保育施設、現・赤沢保育園誕生の軌跡を描いた物語。
【著者略歴】
佐藤雫 (さとう・しずく)
1988年、香川県生まれ。2019年「言の葉は、残りて」(「海の匂い」改題)で第32回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。著書に『さざなみの彼方』『白蕾記』『花散るまえに』『行成想歌』『残光そこにありて』がある。
上記内容は本書刊行時のものです。
