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東洋史学の戦争責任 久保 亨(著) - 岩波書店
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東洋史学の戦争責任 (トウヨウシガクノセンソウセキニン) 未完の『大東亜史概説』と歴史家たち (ミカンノダイトウアシガイセツトレキシカタチ)

歴史・地理
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発行:岩波書店
四六判
縦188mm 横129mm 厚さ20mm
重さ 328g
238ページ
定価 3,000 円+税   3,300 円(税込)
ISBN
978-4-00-061766-6   COPY
ISBN 13
9784000617666   COPY
ISBN 10h
4-00-061766-4   COPY
ISBN 10
4000617664   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0022  
0:一般 0:単行本 22:外国歴史
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年7月29日
書店発売日
登録日
2026年6月10日
最終更新日
2026年7月23日
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紹介

東洋史学はどのようにして戦争に動員されたのか――戦時下に学界の総力を結集して編纂された『大東亜史概説』と、戦中・戦後を生きた三人の中国近現代史研究者の足跡を手掛かりに、戦後のアジア史研究が戦時の到達から出発したことを明らかにするとともに、それが忘却されてきたことがもたらした歪みや問題を問い直す。

目次

 はじめに

第一章矢野仁一の同時代中国論――戦争を支えた東洋史学
 Ⅰ 時論執筆への使命感
 Ⅱ あるべき国民国家を基準とした中華民国論
 Ⅲ 中華民国論の背景と展開
 Ⅳ 戦時下の中国認識の変化
  おわりに

第二章未完の『大東亜史概説』と戦後への道
 Ⅰ 『大東亜史概説』編纂への研究者総動員
 Ⅱ 学問的成果としての『大東亜史概説』
 Ⅲ 侵略を正当化する日本中心のアジア史観
 Ⅳ アジア史研究者の戦争責任認識
  おわりに

第三章 研究の基盤を築いた市古宙三――戦時の図書館調査と戦後の近代中国文献収集
 Ⅰ 戦時下の大学院生時代
 Ⅱ 占領下中国の図書館調査
 Ⅲ 近代中国研究委員会の四二年間
 Ⅳ 太平天国論から郷紳革命論まで
  おわりに

第四章 問い直された戦争責任――東洋文庫への米財団研究助成(A・F問題)
 Ⅰ A・F問題の発端
 Ⅱ アメリカの財団の戦後日本への研究助成
 Ⅲ 日本の中国研究者の反応――六二年シンポでの発言を中心に
 Ⅳ 近代中国研究委員会の対応
 Ⅴ その後――アジア財団とCIAの関係の露呈
  おわりに

第五章 野澤豊の中華民国史研究――戦争責任へのこだわり
 Ⅰ 研究への出発、一九五〇年代
 Ⅱ 辛亥革命史から中華民国史へ
 Ⅲ 孫文論と張謇論
 Ⅳ 国民革命と孫文をめぐって
 Ⅴ 五四運動と国際関係への関心
 Ⅵ 抗日運動と中国統一化論争の考察
 Ⅶ 野澤史学の観点と方法
  おわりに

 むすび

 注
 文献目録
 あとがき

 索 引

著者プロフィール

久保 亨  (クボ トオル)  (

久保 亨(くぼ・とおる)
1953年生まれ.1976年東京大学文学部東洋史学科卒業,1979年一橋大学大学院社会学研究科地域社会学修士課程修了.信州大学人文学部教授,同特任教授を経て,東洋文庫研究員.中国近現代史.主な著書に,『戦間期中国〈自立への模索〉――関税通貨政策と経済発展』(東京大学出版会,1999年),『戦間期中国の綿業と企業経営』(汲古書院,2005年),『シリーズ中国近現代史4 社会主義への挑戦1945-1971』(岩波新書,2011年),『シリーズ日本の中の世界史 日本で生まれた中国国歌――「義勇軍行進曲」の時代』(岩波書店,2019年),『現代中国の原型の出現――国民党統治下の民衆統合と財政経済』(汲古書院,2020年),『20世紀中国経済史論』(汲古書院,2020年),『戦争と社会主義を考える――世界大戦の世紀が残したもの』(かもがわ出版,2023年)など.

上記内容は本書刊行時のものです。