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分水嶺 ドキュメント コロナ対策専門家会議
- 初版年月日
- 2021年4月6日
- 書店発売日
- 2021年4月8日
- 登録日
- 2021年3月10日
- 最終更新日
- 2021年4月6日
書評掲載情報
2023-09-02 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 保坂直紀(東京大学特任教授) |
2022-01-15 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 首藤淳哉(書評サイト「HONZ」レビュアー) |
2021-06-12 | 毎日新聞 朝刊 |
2021-06-05 | 朝日新聞 朝刊 |
2021-05-16 |
読売新聞
朝刊 評者: 仲野徹(大阪大学教授・生命科学者) |
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紹介
クラスター対策に3密回避。未知の新型コロナウイルスに日本では独自の対策がとられたが、その指針を描いた「専門家会議」ではどんな議論がなされていたのか? 注目を集めた度々の記者会見、自粛要請に高まる批判、そして初めての緊急事態宣言……。組織廃止までの約四カ月半、専門家たちの議論と葛藤を、政権や行政も含め関係者の証言で描くノンフィクション。
目次
プロローグ│疱瘡神と乱世
第1章│未知のウイルスを前に 2月3日~24日
それぞれのルビコン川
厚労省アドバイザリーボード
専門家会議発足
市民への説明
独自の見解の準備
専門家会議としての会見へ
第2章│クラスター対策と「情報の壁」 2月24日~3月11日
クラスター対策班
「一斉休校」と北海道の感染拡大
若者への呼びかけ
感染者情報をめぐる軋轢
学生ボランティア
第3章│桜の季節の感染拡大 3月11日~22日
御用学者の本分
遅れた検疫対策
大阪・兵庫の往来自粛
文書とりまとめの役割変更
大規模イベントをめぐって
第4章│緊急事態宣言発出へ 3月22日~4月7日
「医療がもたない」
新型コロナと特措法
日本医師会の危機感
「最低七割、極力八割」
緊急事態宣言発出
第5章│リスクコミュニケーション 4月7日~5月19日
PCR検査をめぐる批判
「四二万人」死亡推計会見
緊急事態宣言解除の基準数値
一〇万人あたり〇・五人
緊急事態宣言判断の三つの理由
高まる批判、不安定な会議体
第6章│専門家会議の「卒業」 5月19日~7月3日
前倒しされた宣言解除時期
首相と一緒の会見の危うさ
議事録問題をめぐって
専門家の「卒業論文」と厚労省の反発
「卒論」会見と専門家会議の廃止
次なるルビコン川
エピローグ│後の先
あとがき
関連事項カレンダー
装丁=森裕昌
上記内容は本書刊行時のものです。