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伝説の校長講話 田村哲夫(著/文) - 中央公論新社
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伝説の校長講話 (デンセツノコウチョウコウワ) 渋幕・渋渋は何を大切にしているのか (シブマクシブシブハナニヲタイセツニシテイルノカ)

教育
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四六変型判
272ページ
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-12-005622-2   COPY
ISBN 13
9784120056222   COPY
ISBN 10h
4-12-005622-8   COPY
ISBN 10
4120056228   COPY
出版者記号
12   COPY
Cコード
C0037  
0:一般 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2022年12月2日
最終更新日
2023年1月5日
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書評掲載情報

2023-03-26 読売新聞  朝刊
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紹介

「共学トップ校」との呼び声高い渋谷教育学園幕張、同渋谷。渋幕は公立王国・千葉の壁を破り、進学実績で県下1位の座に輝き、渋渋は女子校から共学に転じて進学実績を伸ばし、共学ブームを切り開いた。今や両校の東大合格者数は毎年計100人を超え、いち早く海外の有名大学への進学も支援してきた。さらにスポーツ、文化、芸能方面で全国レベルの活躍をするOB、OGも少なくない。

この両校で行われている教育は、決して詰め込みではない。自分を見つめる「自調自考」の理念のもと、中高生の発達段階にあわせたリベラル・アーツ教育が行われているのだ。その象徴が校長講話である。86歳現役学園長が半世紀近く続けるこの講話は、国内外の思想や歴史、科学の発展などを縦横に語り、大人が聞いても新たな発見に満ちている。しかも、中高生の発達段階にあわせ、生徒たちが自己を見つめるように組まれた6年計画のシラバスにもとづいている。本書の前半ではこの「魂の授業」を再現した。

 田村氏は政府の中央教育審議会委員などを長く務め、米国の歴史学者の名著『アメリカの反知性主義』の翻訳も手がけた「学究肌」。銀行員から転じた異色の経歴を誇る著者が、全く新しい超進学校をどのように創り、育ててきたのか? 本書の後半は読売新聞「時代の証言者」を大きく改訂し、田村氏が教育界に吹き込んだ新風と奇跡を振り返る。

著者プロフィール

田村哲夫  (タムラテツオ)  (著/文

田村哲夫
渋谷教育学園理事長、学園長。1936年東京都生まれ。58年東京大学法学部卒業。住友銀行を経て、70年学校法人渋谷教育学園理事長に就任。83年渋谷教育学園幕張高等学校を開校、つづいて86年同幕張中学校を設置し中高一貫校とする。96年渋谷教育学園渋谷中学校長に就任、99年同渋谷高等学校を開校。幕張中高、渋谷中高の校長を2022年まで務める。文部科学省・中央教育審議会副会長、日本私立中学高等学校連合会会長、日本ユネスコ国内委員会会長などを歴任。著書に『心の習慣』(東京書籍)、『渋谷教育学園はなぜ共学トップになれたのか』(中公新書ラクレ)、訳書に『アメリカの反知性主義』(みすず書房)。

古沢由紀子  (フルサワユキコ)  (著/文

古沢由紀子 読売新聞東京本社編集委員。1965年生まれ 早稲田大学政治経済学部政治学科卒。山形支局、社会部、ロサンゼルス支局長、生活情報部次長、教育部長、論説委員などを経て現職。文部科学省・中央教育審議会大学分科会委員などを務める。単著に『大学サバイバル』(集英社新書)、共著に『教育再生』『大学入試改革』(いずれも中央公論新社)、『志村ふくみ 染めと織り』(求龍堂)。

上記内容は本書刊行時のものです。