たくさんの書店さんに知ってもらうために
会社を始めて8年も過ぎた先日、
ある取次で「全国の書店をまわると、御社の本は伸びしろがありますね」
と衝撃のお言葉をいただき、
せっかく出した本がまだまだ多くの書店さんに知られていないことを
あらためて自覚いたしました。
これではいけないと、かの取次でフェアをしていただいたり、
大手チェーンの、ある店舗だけ動いていたので、
とりまとめの部署にお願いして、他の店舗にも置いていただけないかとお願いしてみたり。
結果は、ほんのわずかですが出てきています。
広告も、本によっては利用したいと思っています。
『小学生からの漢詩教室』は、
未だ小学生の親御さん相手には大苦戦ですが、
広告もきちんと見て、本を読む余裕のある高齢の方がご注文くださるため、
何度広告を出してもこの本だけは効果があります。
一瞬でも書店さんの目に触れてからお客さんに渡っているので、
後からちょっと置いてみるという書店さんもときにあります。
しかも、孫に読ませた、という読者はがきをいただくので、
結果として小さいお子さんに届いているのが何よりうれしいことです。
漢詩は、中国で生まれて朝鮮半島の人の力を借りて日本に伝わり、
時を超えて私たちが読める詩であり、アジアそのもののような気がします。
小さい子が気持ちのいい春の日に
「みずをわたり、またみずをわたり、
はなをみ、またはなをみる」
なんて口ずさんでいたらいいなあと思います。
しかし、それも書店さんに本があり、買っていただいてのことですので、
年末までにはもっとたくさんの書店さんで本が並べられていることを想像しながら
次の一手を試してみようと思っています。
瀬谷出版 の本一覧